推しキャストについて語っていいとあったので、端的にジュゼの魅力について語りたいと思い筆を取りました。
あまり長いと読みづらいと思うので、先にジュゼの魅力を挙げていきます。
まず性能面。
ジュゼ使い以外の方は「ジュゼは扱いが難しい……」と思うでしょう。でも「難しいから使いたくないな……」なんて考えるのはあまりにもったいない。
ジュゼの楽しさは、自分の実力が上がるにつれて、ジュゼがそれに応えて強くなってくれるところにある。
つまり、ジュゼと一緒に強くなれるのです。
もちろんこれは他キャストにも言えることですが、ジュゼは特にその傾向が強い。それはなぜか。
ジュゼは確かに扱いが難しく、最初は思うように動いてくれないでしょう。ただ、決して弱いキャストではない。型にハマった時の制圧力が非常に高く、チームゲージにダイレクトアタックもかましてくる。万能に強いキャストに隠れがちですが、ピンポイントの強みを持った強力なキャストです。
ジュゼは扱いが難しいだけで弱くはない。実に極め甲斐のあるキャストなんです。使ってね?
次にビジュアル、性格面。
ジュゼと聞いてまず何を思い浮かべますか?
人形?
いいですね、現状wlwで唯一無二の個性だし、フェチズムを刺激しますよね。
声がかわいい?
うん、いいですね。甘い声音が心地いいですよね。
ボクっ娘?
あー、いいですね。無邪気で幼気な様子が逞しさと儚さを両立してますよね。
狂気キャラ?
なるほど、いいですね。バトルにおいて頼もしい性格の筆頭ですもんね。
栞の『ホンモノの悪魔』?
あーわかってますね。非日常のコスならではのキュートさの押し出し。ジュゼの凶悪な性能と相まってダブルパンチでおいしいですよね。
さて、私のジュゼのイチオシポイントは、まあ全部なんですけど戦闘兵器として仕込まれた生い立ちの影響で、対人関係を拗らせちゃってる性格です。
ジュゼのチャットを少し参照します。
「キミで遊ばせて!ね、いいでしょ?」
「チョコなんて欲しいの? ふーん…じゃ、あーげ…ない! キャハハハ!」
「仲良くしよ? ボクたち仲間でしょ?」など。一部、味方じゃなくて敵に言えよ!とつっこみたくなるものもあります。
ジュゼは本当に仲良くする気があるのか? これについて、私は答えを出せないでいます。
正確には、ジュゼは今まさしく成長している段階で、安易に答えを出してはいけないと思っています。
皆さんご存じの通り、ジュゼは最初、ヴィランとして登場しました。自分の生みの親を殺し、闇に染まったキャストとして封印され、Vol3で我々の前に一人で相対したのです。その時のジュゼは間違いなく、孤高が至高、馴れ合いは邪魔であると考えていたに違いありません。その思考の片鱗が所々に残っています。
栞A~Eの説明文『人間よりも自由自在。人形とは斯くも素晴らしいものなのだ』では人間(ジュゼ以外)を下位に見ている描写があります。
WSのOL2のスキルボイス「友達呼んで、助けて貰えば?全部まとめて…ぶっ壊してあげるから」では、友達という縁、絆で結ばれた集団に対して、それを凌駕してみせるというジュゼの意思を感じます。個で打ち勝つことで、自身の存在を証明したいと考えています。
自己の確立は、自分ひとりが誰よりも優れていると証明することで行えるのだ、と信じていたんだと考えられます。
しかし、そう考えた際、矛盾がひとつ生じます。
ジュゼはヴィランとしてキャスト達、そして我々神筆使いに対峙し、破れます。
その後、ヴィランからキャストとして変性し、我々の味方になります。味方になるということはつまり……。
言わずもがな、wlwはチームゲーです。他のプレイヤーと協力して勝利を目指しますね。
ジュゼは他人と協力することに賛同したことになるんです。
この矛盾はどうして起きたのか。
私には「ジュゼが成長しているから」と思えてなりません。
彼女の考え方に何が起こったのか、多くは明かされていないのではっきりとはわかりません。ただ、集団を否定する面をもつジュゼが、同時に集団で戦うことを認めている。ジュゼの過去(ドラマCD参照。製品なので今回はあえて語りません)を考えると、『自分だけが優れていればいい』と考えていたのは間違いないと思っています。
ヴィランからキャストへの変性を機に、その思考、理念も、集団も悪くないな、くらいに変わったのではと思っています。
ここまでを踏まえて、話を「私の思うジュゼのイチオシポイント」に戻します。
ジュゼは戦闘兵器として生み出されました。生みの親ゼペット博士も、破壊を是としてジュゼを育てた印象があります。ジュゼの性格はまさしく狂人、マッドガールです。
そんなジュゼが、我々に対して、今まで全く経験してこなかった『トモダチ作り』をしようとしています。
ジュゼのチャットは一見して誰にでも噛みついてくるような攻撃的なものばかりです。でも、それはジュゼが不器用なだけ。彼女は一生懸命、自分なりに、我々と仲良くなろうと歩み寄っているんだと思います。そう考えると、ジュゼのことが愛しく思えてきませんか? そうですね。愛しくてたまりませんね。
ジュゼにこのようなストーリー、深みがあるのは、元ヴィランという特異な出自によるものだと思います。
私がジュゼを推す理由の一つとして、他キャストと比較して深いストーリー性をもっている点、あえて多くは語ってくれない運営サイドですが、ことジュゼに関しては考察のし甲斐がある深みを感じる点があります。
今後ジュゼに限らず、多くのキャストに掘り下げや成長があることを期待していますよ運営さん。キャストについて語りたいよ運営さん。
ジュゼを語りたいのコーナーはひとまずここで一区切りにしようと思います。
ジュゼの(私個人が解釈した)本質を知っていただけたのなら、とても光栄です。
そして願わくば、ジュゼのことが好きな人が増え、ジュゼと一緒に成長したい、強くなりたいと思ってくれる人が増えてくれることを願っています。ジュゼ使い増えろ。ジュゼ上方されろ。
また、ジュゼの立ち回り等は過去に書いた記事があるので気になれば読んでみてください。古いですが今でも十分有効な記事ですので。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。
また全国対戦とかTwitterで会いましょう!