1.初めに
皆さんこんにちは、かぐや使いのふぁてです。舞踏会も終わり、いかがお過ごしでしょうか?ぱうん脱出できましたか?
それとも闇に飲まれ、残留しましたか? かくいう私は一番苦手なアタッカーでどこまでやれるかチャレンジしていたらぱうんになりかけました。
前回の記事はたくさんの人に閲覧して頂き、ワンダー部の公式Twitterにも紹介されるなど、高い評価を頂けたようでうれしく思っています。
前回のことに味を占め、調子に乗っている私は次の記事を書こうと考え、筆を取らせていただきました。
さて、今回のテーマなのですが、舞踏会も終わり、今更こんな記事を読んでも意味がないとお思いの方もいらっしゃるでしょう。実際、私も思います。
しかし、今回のテーマは舞踏会の特徴であるキャストピックの段階から少し進み、試合についてのことにも触れるため、全国対戦の場でも活かせるのではないかと思い、徒然なるままに書き綴って行きたいと思います。
2.今回のテーマ
今回のテーマはタイトルの通り、「役割(ロール)ではなく役職から見たゲームの進め方」です。
恐らく、何それ?と思った方が多いのではないでしょうか。しかし、難しい話ではありません。ゲームをしているうちに自然と身についている考えを言語化する上でこのような表現になっただけで、要は役割分担のことです。
では、何故このようなことを書こうと思ったかについてですが、前回の記事を書いた後、ホームに行ったところ満員だったので他のプレイヤーの試合を後ろから見ていたのですが、1人のプレイヤーのキャストピックでやや事故編成が起きていました。
どのような状況だったかと言うと、そのプレイヤーは4番ピックだったのですが、開幕からシレネッタを希望していました。しかし、前3人のピックが①ファイター(以降F)②アタッカー(以降A)③アタッカーという状態で自分の番が回って来てしまい、その状況に憤慨していました。
気持ちはわかります。自分がサポーター(以降S)を希望しているのに2A編成で回って来たのですから当然、この状況に何かしら言いたくはなるでしょう。そして、そのままシレネッタを選択してゲームが始まりました。
さて、皆さんはこのような状況、つまり1F2Aの編成でピックが回って来た時、どのロールを選択しますか?
この人と同じように希望キャスト。つまりはサポーターですか?それとも別のキャストですか?
前回の記事ではこのような状況のときどうすればいいのか、そういった部分には全く触れていませんでした。その結果、このような状況で何を選択すればいいのか、どうすればいいのかわからなくなってしまうという現象が起きてしまっているのではないか。と思いました。
そこで今回は、このような状況でどのように考えてピックすればいいのか、ゲームが始まった際どのように行動すればいいのか。そう言った部分に着目して説明したいと思います。
3.役割(ロール)ではなく役職
このワンダーランドウォーズというゲームには3つの役割、つまりはロールが存在します。
・兵士を相手拠点へと流すために兵士処理に長けたF。
・相手のキャストを倒すことに長け、ゲージ、および盤面におけるアドバンテージを作るA。
・味方を強化したり、回復することでアドバンテージを作るアシストをするS。
これらのロールは多くにプレイヤーにどのような仕事、どのような役目があるのか、様々な理論、意見が存在しています。
しかし、こういった役割とは関係なく、チームが編成されることは非常に多いです。特にランダムでチームが編成される全国対戦では望んだ編成にならないことの方が圧倒的に多いと思います。
そうなってしまった場合、自分がどのような仕事をするのか迷ったり、味方との連携がかみ合わなかったりしたことは覚えてないくらいはあったと思います。特に2A編成になった際、どっちが遊撃なのかどっちがレーンに残るのかという部分でかみ合わずレーン放棄のようなことになったことはありませんか?そして、相方となったAに怒ったことはありませんか? きっと、相方のAも同じことを思ってますよ?
では、このような状況を防ぐためにはどうするのか、そのような時にこれから記載する役職について考えてみてはどうでしょうか?
私は、このゲームにおける役職は大まかに分類して以下の3つだと思っています。
・ベースプレイヤー
・ゲームブレイカー
・ゲームメイカー
ほとんどの方が、そんなもん聞いたことねぇよと思ったのではないでしょうか。当然です。私も初めて言いました。
と言っても、ゲームをしていれば自然とわかるようなことを言葉にしただけで特に難しいことや独特な考えのようなものではないのでそれぞれについて説明して行きたいと思います。
・ベースプレイヤー
ベースプレイヤーとはゲームを進める上でチームの土台となり、支える役職です。
要はレーナーのことですね。自分の担当するレーンを維持、もしくはプッシュすることが仕事です。多くの場合Fはこの役職に就くことになるでしょう。
このゲームにおいて、レーン戦というものはとても重要です。維持しているだけでは勝てませんし、無理に押せば相手のAが来て倒されてしまします。逆に押されすぎても自分の拠点が折られてしまい、負けに繋がってしまいます。つまり、この役職に就くプレイヤーは自分のレーンをコントロールし、チームを勝ちへと導くプレイが求めれるということです。
記憶にありませんか?端にいるレーナーがずっと押されていて、カバーに入って押し返してもすぐに押されてまたカバーに行っての繰り返すという展開を。しかも、カバーに行っているせいで反対側のレーンに相手のAが行ってしまい、両方のレーンが押されお手上げになったことはありませんか?
このレーナー、つまりベースプレイヤーの能力がチームの土台となっており、相手のベースプレイヤーより優っているとゲームは有利に進みやすくなります。
・ゲームブレイカー
ゲームブレイカーとはゲームを進める上で、相手の作戦や戦略などを崩し、チームを勝利へと導く役職です。
要は遊撃手、アタッカーのことですね。基本的に中央レーンを担当するAが担当することになると思います。
この役職は現状、このゲームにおける花形、最も勝利を得るために重要な役職と言えます。
主な仕事としてはキャストキルが最もわかりやすい仕事です。キルを取ることによって、レーナーが意識する対面がいなくなるだけではなく、チームゲージを削ることができ、ゲームを優位に進めることができます。つまり、レーナーの対面にいるプレイヤーがいなくなればいいのですから、必ずしもキルに拘る必要はなく、時には諦めて引くことも大切です。
このゲームにおいて、ベースプレイヤーを削ることは相手の作戦を壊すことに繋がります。必然的に空いているプレイヤー、特に遊撃に動いているアタッカーはそこのカバーに入らなければ盤面が崩れ、ゲームに負けてしまいます。
しかし、カバーに入ると他の場所が相手の遊撃手に攻撃され、崩れていくことになります。この悪循環が続くことがゲームが壊れるということです。
ゲームブレイカーは如何にしてこの状況を作るか、はたまた相手にこの状況にさせないかを考えて行動することが求められます。
・ゲームメイカー
ゲームメイカーとはゲームを進めていくうえで、勝ち筋、負け筋を把握し勝つための情報、作戦を味方に伝え、勝利に導く役職です。
この役職はどのロールがということはありませんが、サポーターとなる人が担当しやすい役職になります。
試合をしているときに味方にこうしてほしい、こうすれば勝てるのに、こうしなければ負けるのにやってくれない!と思ったことはありませんか?
同じ試合をしていても、場所やタイミングによっては気づいていないことは多いと思います。それならば気づいた人間がそれを伝えることによってチームの行動方針が決まり、まとまった行動が可能になります。
そして中央のレーナーはベースプレイヤーの仕事をしていても、途中でやることがなくなる時間が発生することがあります。そんなときにマップを確認し、作戦を指示することでチームとして勝ちに行くことができるのではないでしょうか。
残念なことに中にはこういった指示を嫌う方もいらっしゃいます。そして、インターネットが普及している昨今ではそれが原因でもめ事になることは少なくありません。そのため、指示を出すことを躊躇っているプレイヤーは多いのではないでしょうか。
個人的な見解ですが、指示を出さなかったことで負けることが嫌ですし、出さなかったことで味方との意思疎通ができず、負けてしまうことは嫌ではありませんか?私は自分の作戦がうまくいった時がすごく楽しいですし、失敗したときはすごく悔しいです。
そんな後悔をしないように、自分の考えた勝つための作戦に自信をもって味方に伝えてみてはどうでしょうか?間違っていれば味方は従ってくれませんし、他の考えを指示されるかもしれません。そのやり取りをして、チームの方針を決めることが勝つための重要な要素になると思います。
4.最後に
ここまで読んで、ロールと何が違うんや?と思った方が多いのではないでしょうか。基本的に役割とはこれらの役職も含めた仕事を指すと考えています。仮に2F2Aの編成の際、Fのプレイヤーはベースプレイヤーとなるので問題ないですが、Aのプレイヤーはどちらがベースプレイヤーとなるのかどちらがゲームブレイカーとなるのか、このような部分を考えてプレイすれば、また違った試合展開になるのではないでしょうか。
では、ここで一度、2番で書いた、舞踏会のピックの一例の話に戻ってみましょう。現在は①F②A③Aの状況です。
あなたはどのロールを選択しますか?
役職のことを踏まえて考えてみましょう。
まずベースとなるFは1人です。そしてブレイカー候補は2人です。この状況で考えられることは
・Aのうちどちらかがベースプレイヤーとなるのか。
・相手のベースプレイヤーはFなのかそれ以外なのか。
・自分がどのレーンを担当するのが良いのか。
このようなことが考えられると思います。
ならばまずゲームブレイカーとなりえるA以外のロールがいいことがわかり、必要なロールはFかSということが考えられます。ここからは人それぞれなのですが、個人的にはFがいいと思います。
なぜならば、相手の端のレーナーがFである場合、味方のA、もしくは自分が対面することになると思います。この時自分がSを選んでいた場合、レーンが押されやすく崩れやすい編成になるとは思いませんか?つまり、相手のゲームブレイカーにゲームを壊されやすい編成になってしまい、中央のAに要求される仕事の質がかなり高くなってしまうことが考えられます。それを避けるためにも自分自身がFを使い土台を固めることで2人いるAが動きやすい環境を作ることができるのではないでしょうか。
必ずしもFが一人しかいないことが悪手というわけではありません。去年(2016年)の全国大会では1F1A2Sの編成が優勝しています。Aに求められるものが高くなる代わりにAの性能を爆上げすることでゲームを壊しやすくするというコンセプトで編成されており、相手の土台を壊すことに特化した編成だったと言えます。
このような特殊な編成であっても、味方との連携さえしっかりできればどのような編成でも勝つチャンスは必ずあります。ピックの時点で負けたと思わずに諦めずできることをやることが上達の第1歩になるのではないでしょうか。
5.追記
さて本編ですが正直なところ、前回のネタが渾身の自虐ネタだった上に意外とみんなが笑ってくれたのでハードル上がって困ってます。
前回の舞踏会でぱうんにでもなればちょっとした話のネタにもなったのですが、何やかんやあってミョウガという面白くもなんともないところに落ち着いてしまって本当にネタに困ってます。
なので今回は告知をすることにしました。実は私、東海エリア予選に参加していまして、ご存じの通り12/2に東京の池袋GIGOさんでで開催されることになったので東京に行くことになりました。
なので、
会場で僕と握手b
全国大会の会場にも行くよ!