0.クソビルドを作る前に
前回誕生したクソビルド、
エターナル・ハープ
だが、先日こっそりハープを手に入れたのでさっそく舞闘会で試してみた。
結果、
意外と戦えた。
序盤の弱さは尋常ではなかったが、ハープが発動してからはその素早い身のこなしで敵を翻弄しながらレーン戦が可能だ。
レベル3~4で多少MPを多めに使っても、レベル5でWSを使うことを意識すればMPを使わず兵士処理ができて再びMPを溜めることができる。
その後もきゃんどる(消費MP35)やらいんふれあ+DS(消費MP25+10)をしてもハープが維持されていて、
「
お、これひょっとしたらひょっとするのか……?」
と、淡い期待が現実味を帯びてきた。らいんふれあをした直後にはーとうぉーみんぐを使ったらハープが切れたのでそこだけ留意点だったが。
そして敵の巨人が登場。
DS威力を下げているとはいえ、溢れんばかりのMPから繰り出されるDSで難なく処理される巨人。凄い。いんぱるすなしでもこのビルドなら巨人処理も容易だ。
しかし、ここで僕は気付いてしまった
このビルド、一度巨人処理したら二度とハープが発動しねぇ
という事実に。
巨人を処理したところで敵兵士は次から次へと流れてくるので結局MPは消費してしまう。
そうすると、逆にハープの必要MP6割が重くのしかかるのだ。
発動しないハープなど、レベル4で発動するレベル3Nアシストと同義である。
巨人がわいたら逆レーンと無理やりチェンジすればいいんじゃないか
とか
MPを回復させるために無月に当たったふりをして城凸デスをしたらどうだ
とか
様々な
危険な思考が巡ったが、どれも現実的とはいえなかった。
やはり、MP盛りは
禁忌……
ミクサがヒートチャージをしただけで達成される最大MP100に貴重なアシスト枠を3つも投入するのは愚かな行為だったのだ。
クソビルド、残念ながらクソビルドの域を出ず。
しかし、それがクソビルドの終着点だと僕は思わない。
なぜなら、
クソビルドは次のクソビルドを作るための肥料になるからだ。
たとえそれが今回の投稿するクソビルドに活かされていなかったとしても、いずれまた現れる
新アシストたちがダメだったクソビルドを吸収し、昇華してくれるかもしれない。
そのときに気がつくのだ。
「ああ、あのとき作ったクソビルドはこのときのための”伏線”だったんだぁ……」
と。
だから僕は、いずれくる”その時”のために、新たなクソビルドを生産していこうと思う。
(
ちなみに、「全盛期リンちゃん」ビルドは未だに可能性を信じてリザーブで眠っています)
1.クソビルド、コンセプトを探る
クソビルドのネタは、いつもすぐそばに転がっている。
それはふとした日常会話だったり、気まぐれでみた動画だったり。
重要なことは、それを
ヒントだと気付くかどうかなのだ。
今回のヒントは、同じリンちゃんLINEの仲間であるAvinさんとのやり取りだった。
Avin「マリアン期待ビルドも吉備津でやったほうが強いし、HPMP盛りも吉備津でやったほうが強い」
僕「そんな。いま傷心ですよ、僕」
Avin「他キャストではできないことを実現してこそ価値があるのじゃ。競うな、持ち味をイカせと地上最強の男もいっている」
僕「正論すぎる……」
会話はこのわずか数回で終わっている。
しかし、僕はこの会話の中にあるヒントに
数時間後に気付いた。
他キャストではできないことを実現してこそ価値がある。
確かにそうだった。
今までの全盛期リンちゃんビルドも、要はブレスでストレートが長くなるから後は弾速をあげようというだけの話だった。
元から弾速のある吉備津やシュネーならば、わざわざマグスなど採用しなくても問題ない。いつものビルドにブレスがくっつけば全盛期リンちゃんのポテンシャルをあっさり超えてしまう。
リンちゃんにしかできないこと……。
今一度、全てのアシスト、ソウルを精査しなおしたがそれを見つけることは容易ではなかった。
ストレートを盛る、ドローを盛る、HPを盛る。何かの方面に舵を切ってビルドを作ることはたやすい。要は、その方面で強いと評価されているアシストを強い順に突っ込むだけなのだ。
だが、リンちゃんにしかできないことという話になると難しい。
リンちゃんの専用アシストとなると聖火灯す令嬢の小帽子があるが、そういう次元の話ではない気がした。
次第に頭が混乱してきたので.netのカスタマイズ画面を閉じようとしたが、その瞬間に気付いてしまった。
いつも近くにあるもの。転がっているもの。だから盲点だったのだ。それはアシストでもソウルでもなく、
スキルだった。
ふれいむきゃんどる
これこそが”リンちゃんにしかできないこと”だった。
スキル内容についてはもはや説明不要だと思うので省くが、これは実質的に
リンちゃんが2人分になるのと等しい。きゃんどるを設置すると、まるでそこにWSを使っているリンちゃんがいるかのように兵士を処理してくれるのだ。
さすがにワンダー界広しといえど、2人分になるキャストはこのリンちゃん以外にはいないだろう。
そして
2人分になるというワードで僕は気付いてしまった。とある最強の能力者がワンダー界の外にいたことを。
「俺が3人分になる」
そう、
また休載を開始したハンター×ハンターの大人気キャラクター、
ゴレイヌである。(画像は怒られそうなんで自重します)
主人公であるゴン達が超危険なドッジボールに臨んだとき、実力のないモブたちが恐れをなして逃げてしまったところ、人数を合わせるために
ゴレイヌが念獣を出して3人分になるというシーンがあったのだ。
そしてその能力は圧倒的格上の実力者であるレイザーを出し抜き
「一本取られたね」
「良い能力だ、大事にしろよ」
と言わしめるほどのものだったのである。
ということは。
リンちゃんが2人分になりまくれば、必然的に対戦チームは
一本取られ続けることになる。
そして対面Fの血管がブチギレる。
おぼろげながらも、段々と方向性がまとまってきた。
要するに、こうである。
敵城前でしつこくしつこく2人分になって敵チームに”えげつねェな”と言わせる
こうしてコンセプトは決まった。
今いくぞ!
ハンター試験!
2.クソビルド、ハンター試験を受ける
ハンター試験といえばまずは
マラソンだ。
当然ゴールは敵城。そこで次の試験を受けることができる。
しかしマラソンといえど、ワンダーのキャスト達は7分間ダッシュし続けても1ミリも疲れない頑強なスタミナの持ち主なので体力は問題ない。
僕が重視したのは
スピード。まずスピードがなければ、敵城前に達する前に霧深き森に住まう動物達に騙され、そして食われてしまうだろう。
ワンダーの世界のマップは星巡りの森、しかもドラマCDで
霧が出てきたというシーンもあったため完全にハンター試験会場と合致している。(尚、プレイしたのは
舞闘会)
そして森に住まう動物達というのはもちろん
如意棒を振り回す猿だったり
マサカリを担いだスモウレスラーだったり、
片乳首を露出している人鬼のことである。
彼らから逃げ切りゴールを目指すスピードは、ハンター試験を突破する上でも超重要項目といえる。
息も絶え絶えで城前に辿りつくと、次なる試験が始まる。
第二次試験は
グルメである。
試験官(敵城)の満足する料理を差し出すことがクリアー条件となる。
当然リンちゃんが差しだす料理は
ローソク(?)なのだが、ローソクはすぐに折れてしまう。
なので
試験官が満足するまで何度も何度もローソクを差し出せるMPが必要ということになる。
スピードと、MP。
これでハンター試験を受かるための必要条件は揃った。
第三次試験のトリックタワーとか、プレートを取り合う第四次試験があった気がするが、
特に思いつかなかったのでなかったことにしてほしい。
さて、ここまで来ると必然的にパーツとなるアシストたちが浮かび上がってくる。
動物たちの襲撃から耐えきるだけの充分な
HPも欲しくなる。そして
スピードと
MPを両立するアシストをいれ……
できた!
これがハンター試験を
トップで合格するビルドだ!
あ、このビルド見たことある
いや、とりあえず冷静に考えておかしいからやめよう。まずローソク何回も置いたら即MP切れるし、それで速度が下がって攻撃に当たったらさらに柄杓も切れる。
まずローソクを置きまくるんだから、
最大MPよりMP回復速度や消費MP軽減が必要である。
レベルの重い柄杓も抜いて序盤から使える加速装置に差し替えて……
完成。
なんか思っていたよりも
めちゃくちゃまともな形になってて自分でビビる。
クソビルドと名づけていたらこれに近いビルドを使っている人にとって
失礼なのではないだろうか? 本当に大丈夫か?
とりあえず改めて説明すると、まずはソウルのソレイユ。スピードが上がりさらに消費MP軽減、そして回復唱とオールマイティさが目立つ。
次に玉璽。
きゃんどるを置いては逃げ、置いては逃げという姑息な行動を繰り返すためソレイユだけではMPが足りないと考え回復力アップの玉璽を投入。
そして潤沢なMPが確保できそうなのでハープ。
最後に序盤から使える月渡りのブーツだが、これは舞闘会特有の夢風ゲート猿や怪童丸から逃亡するための採用も兼ねているので、通常マップの場合は赤兎馬でもいいだろう。
ちなみに、月渡りのブーツをはいていると夢風ゲート猿とほぼ等速で動けるため、横槍を察知して挟まれさえしなければ逃げ切るのは容易だ。
必死に如意棒や土俵入りを当てようと追ってくる連中から猛ダッシュで逃げ、回復の泉に辿りつくとおもわず「
ゴォォォォーーール!!」と叫んでしまいがちだが、その後に自分の手前拠点が折られるアナウンスが流れること不可避なので、
城ゲージ的には特にゴールしてない点を留意しておく。
こうしてビルドは完成し、
表のハンター試験には合格した。
さあ、次は
裏(実戦)ハンター試験だ!
3.クソビルド、実戦に赴く
ついに実戦投入されることとなったクソビルド。
今までと違って
見た目はかなりマトモなので恐れず舞闘会に突撃だ。
第1戦目 対面ジーン
開幕
デスりました。大変申し訳ありません(焼き土下座)
その後も敵のエピバフかかった怪童丸に
無双されてデスを重ねてゲームセット。
敵城にいく余裕すらなかった。
試合はもちろん負け。申し訳ありません……
第2戦目 対面サンドリヨン
なぜか4F編成でエピアリス編成に挑むことに。
一本抜いた後に
それはもうしつこくしつこく裏取りして城前で分身を作っていたが、アリスくんとのエピバフびっくりジャンケンに負けてローソクごと
消し炭になった。
しかしこのあたりで味をしめたのか、次第に僕は対面とのレーン戦の帰趨よりも
敵城前にいかにきゃんどるを置いて敵に不愉快な顔をさせるかしか考えられないようになっていった。
試合は中央にいった吉備津とドルミールが中央貫通してエピもアリスも始末して勝利。どういうこと?
第3戦目 対面吉備津
ガイジ型や鶴織型ではなく、ライラ鋏という一風変わったビルドの吉備津。
手前を抜き、奥拠点まで差し掛かったがエピーヌ→骨の順番に襲撃を受ける。
逆に不愉快にさせる
チャンスと見て
前に出てきゃんどるを置き、SSできゃんどるが壊されている間に前に出てきゃんどるを置き、さらに壊されている間にきゃんどるを置いたが、元々HPがかなり少ない状態だったので骨のSSにぽこっと当たって
死んだ。
僕がそんな間抜けな行動をしている間に、味方の猿ピがゲームを作り試合には勝った。感謝感謝ですわ~♪
試合結果:2-1
4.クソビルド、裏ハンター試験に落ちる
あれ? 勝ち越してるのに? と思った方もいるかもしれないが、僕はこのビルドにいくつか問題があるのを2戦目あたりで認識していた。
それは意外と思うかもしれないが
ハープの存在だった。
城前でアタッカーと鬼ごっこし、ダウンを取るたびにきゃんどるを置いて不愉快にさせていたが、いくら玉璽とソレイユがあってもさすがにハープは切れてしまう。
すると、一番速度が欲しい局面でハープが切れてしまっているのだ。
それが今回、城前で攻防したときに毎回死んでいた原因だと思っている。
次にこのビルドを使うならばハープを
仏の御石の鉢、もしくは
宝下駄に入れ替えて戦場に赴こうと思っている。
ただし、月渡りとハープが同時発動したときのスピードはまさに
麻薬なので、それはそれとして別のビルドとして組むのもありなんじゃないかな。
☆☆☆ 番外編 ☆☆☆
クソビルド研究室というタイトルなのに、
ビルドがまとも過ぎてかなり面白くなかったので、今回は「
色々妄想したけど惜しくも選ばれなかったクソビルド」を供養の念も込めて公開していこうと思う。
番外クソビルド No.1 大人リンちゃん
絶賛大人気の紅孩児(コウガイジ)だが、僕はリンちゃんにとっては縁の無いソウルだと思っていた。
リンちゃんのアシストといえば青い。リンちゃんを赤いアシストで染めろなどというのは、
ファイターがDSを盛るなというのと同義だった。
しかし、薙刀の教祖がカード追加初日に
「
薙刀 青龍刀 ハサミ 紅孩児」
と呟いているのを見て正直
噴飯したスゴいと思った。
それは、普段からW薙刀という赤いパーツがアシストを2つ埋めているリンちゃん使いならではの発想だったのだ。
そして紅孩児の巨人出現セリフを聞いて、紅孩児はリンちゃんのためにあるソウルだという思いが強くなった。
「
あたちをコドモあつかいちないでよ!」
この台詞。
僕は正直、リンちゃんに
バブみを感じている。いきなり何いってんだこいつと思われるだろうが、リンちゃんの立ち振る舞い、妙に古臭いセリフ回しなどを聞いていると
とても幼女とは思えなかったのだ。
どちらかといえば
ロリババアに分類されるんじゃないかと最近では推察している。だからこそのバブみである。何も間違っちゃいない。
そしてここにきて紅孩児のこの台詞。
まさにこれはリンちゃんそのものを体現しているのだと僕は判断し、すぐにビルド作成にのりだすのだった。
そして、ここ
までは誰しもが辿り着くので、重要なのはこの次だった。
リンちゃんとして、どうしても足らないのは
スピード。レベル4からスピードアップではあまりにも遅い。
何とかしてスピードを盛るためには……。
ここでもう一度、紅孩児のセリフを思いだす。
「
あたちをコドモあつかいちないでよ!」
……そう、これも
ヒントだったのだ。
子供ではない。つまり大人。つまり
年増。つまり……
おばっ……
お姉さんたちの力を借りればいいんじゃないか?
しかしここまで考えて、
さすがに他人の専アシ2個はやりすぎだろと冷静に落とし込みを始めたが、結局レベル4の居合い刀が抜けて
レベル3の猿の専アシが入っただけで全く改善されず、大人リンちゃんビルドは封印された。
というかレベル5になったリンちゃんはDSをほぼ使わないし、スキルの消費MP軽減をするだけなら陽気なソレイユでいいだろという現実に気付いてしまった。
ソレイユならアシストも何も縛られないしね。
余談だが、Avinさんが「
紅孩児はHPとスピードが上がって強化唱だから巨人の強いプチヘイヤとして採用できる」と仰っていて、僕は思わず「さすが!」と膝を打たざるをえなかった。
紅孩児の特殊にばかり目がいっていて、本来のステータスの伸びと巨人の強さに目がいってなかったのだ。
こんな感じ
で組むとまだ伸び代があるかもしれない。
今は、今後の紅孩児リンちゃんの研究に期待して静かに過ごすとしよう。
とりあえず、今回はここまで。
では、良いワンダーライフを。
こういうエクスペリメンタルな記事大好きですw 最後笑わせて頂きましたw
リンちゃんはロリババア・・・・
同志!!
盛大に笑わせてもらいました。(´・ω・`)ヒャッハー
皆様コメントありがとうございます(サンドスタンプ)
次も何かヒントを見つけることができましたら新たに創作していこうと思います
読んでいただきありがとうございます。
しかしあくまで クソビルド ですので使いたいときは用法要領をよく読み、使わないほうを選択したほうがいいと思います
ハープソレイユくん
全国で1回実施してみます(.-.)
他のパーツは一考の余地がありますが、ハープ+ソレイユの組み合わせまでならとても強いので全国でも是非試してください。