近年はスマホで何でもできるようになっていることにより、パソコンを持たない、めったに使わないという方も増えてきていると思います。
他方、ゲーセン界隈では迫るALL.Net Wi-Fiのサービス終了により手軽にスマホでリプレイ動画を保存できなくなるという問題が発生しています。
そこで今回は皆さんに「パソコンがなくても大丈夫!しづモバ流リプレイ撮影・保存のやり方」と題して、パソコンがなくてもできるリプレイの撮影・参照方法をご紹介します。
1.まず「いいリプレイ」って?
皆さんの中には「カメラ視点などを変えている高度なリプレイ動画」に憧れている方も多いかと思います。
しかし、いきなりカメラ視点を変えたリプレイはだいたい
うまく撮れません。
実際私はカメラ目線を変えた動画を撮ったことがありません。うまく撮れないだろうってのもあるんですが最大の理由は変に視点を変えると見にくいから。
普通にプレイしてるシーンを見せたいのなら標準視点で全然構いません。それが十分「いいリプレイ」です。
視点を変えたリプレイが撮りたい人は、私から言えることは「練習あるのみ」です。
どんどん練習して、自分が追い求める「いいリプレイ」を探し求めていってください。
2.通常のリプレイ保存方法
ここからは「USBメモリに動画を保存する」という前提でお話していきます。
通常はまずリプレイ動画を作成します。これには試合時間の実時間がかかります。
その時間で試合を見直しておくのも1つの手です。視点やカメラを変えるのもこの作成段階。
次にUSBを筐体に差し込んで動画をコピーします。ここまでがゲーセンでの作業。
続いて家に帰ってPCにUSBを差し込みます。そして動画をコピーして完了。
もちろんWindows10やWindows11ではないといけないというわけではありません。
Windows7とかでもOK。
極論、WindowsXPでも行ける。
あとはこのリプレイをYouTubeに上げるなり友達に自慢するなり何度も見返して自己満足するなり、自由です。
しかし近年は困ったことにスマホを持ってない人がいる。こういう人はどうすればいいか、次の章で解説していきます。
3.パソコンがなくてもできる!USB→スマホにデータ転送する方法
ここからはパソコンをお持ちでない方向けの解説です。スマホにリプレイ動画をコピーする方法を2つ紹介していきます。
①スマホ対応のUSBメモリを使う 難易度★☆☆☆☆
これが一番簡単な方法です。スマホに直接刺さるUSBメモリを使えばいいんです。
「え?そんなのあるの?」と思った皆さん、こちらご覧ください。
近年のAndroidスマホに搭載されている「USB Type-C」という端子のUSBメモリはたくさんあります。
さらに!iPhoneの皆さんに朗報。Lightning端子のUSBメモリもあります!!
少々お値段は張るけどね。
ちなみに古いAndroidスマホでは「USB MicroB」と呼ばれる画像のような端子が使われていることがあります。
ちなみに「MicroUSB」という呼称もありますがこの投稿では「USB MicroB」という表記を行います。
この端子があるUSBメモリは現在では非常に少なくなっていますので、次にお話する「変換アダプタを使う」などの方法をおすすめします。
使い方は簡単。普通のUSBと同じ要領で動画を保存してスマホにそのUSBを刺します。
Androidの場合は「ファイル」や「Files」などのアプリでファイルが参照できます。iPhoneの場合は「ファイル」Appなどを使用します。
画像はXperia 10 IIの「ファイル」アプリです。
ファイルを長押しして「︙」から「コピー」を選択。保存場所を適当に指定します。
ただしここで「移動」を選択してしまうと
元のファイルがUSBメモリから削除されてしまうので注意してください。
これで完了。操作方法はアプリごとに違うのでそれぞれのアプリのヘルプなどを見てね。
そして使用するUSBを選ぶ際にも注意が必要です。
LIBRARYのUSB端子は通常の「USB Type-A」と呼ばれる長方形の端子です。
この端子があるUSBメモリを選んでください。この端子がないUSBメモリはLIBRARYに刺さりません。(変換噛ませばいけるけどね)
②変換アダプタを使う 難易度★★☆☆☆
百均などで売っている「USBの変換アダプタ」を使う方法です。この方法では、スマホに接続できない「USB Type-A」の既存のUSBメモリが活用できます。
また、新規に環境を揃える場合でもこの方法のほうが安上がりなケースもあります。
ただし、この方法には1つ注意があります。それが「USBメモリなどの機器の最大速度が出せない場合がある」ということです。
USBには同じ端子でも「USB2.0」「USB3.0」などがあり、転送速度などに違いがあります。
具体的にはUSB3.0の方が、USB2.0より高速にデータを転送できます。
そして規格が違う機器を組み合わせた場合、
転送速度が遅い方の速度で動きます。
ただし規格が違っても動作自体はするので、「動けばいい」という方はあまり気にしなくてもいいことです。
転送速度を重視される方は注意してください。
それでは、まずはAndroidスマホから。その中でも「USB Type-C」の端子の端末から説明していきます。
USB Type-Cの端子は画像の左側。差し込む向きがないのが特徴です。
一方でこの後説明する「USB MicroB」の端子は画像右側。この2つの端子は変換アダプタを使わない限り互換性がないので注意してください。
USB Type-AからUSB Type-Cに変換するアダプタはダイソーでも取り扱いがあります。
USB3.0に対応しているので、高速データ転送も可能です。
このパッケージに見覚えがある人もいるかも知れません。
実際にUSBメモリを接続してみるとこんな感じ。
変換アダプタの先をスマホに接続します。そこから先はスマホに直接刺さるUSBを使う場合と同様です。
ちなみにこの方法ではゲーセンに変換アダプタを持っていく必要はありません。(LIBRARYの端子はType-Aで変換不要だから)
続いて「USB MicroB」の場合。こちらも百均でこのような変換ケーブルの取り扱いがあります。
こちらもType-Aの方にUSBメモリを接続してUSB MicroBの方をスマホに接続するだけ。
先程と同様、ゲーセンではこのアダプタは使いません。
そしてiPhoneの場合。Apple純正の「Lightning - USBカメラアダプタ」や、同様の機能を持った互換品を使用します。
互換品は「TypeA Lightning 変換」とか打てば山ほど出てきます。ただ充電用とか違うのとかも混ざってくるのでよく見て購入してください。
使い方はAndroidの時と同様。Type-Aの方にUSBメモリを、LightningはiPhoneに接続して「ファイル」App等で参照するだけ。
ちなみに私が一時期やってた方法として、「SDカードをSDカードリーダーに挿してそれをLIBRARYに刺す」って方法もあるにはあります。
これは参考までに聞いてほしいんですが、百均でこういうSDカードリーダーを買ってそこにSDカードを挿してそれにリプレイ保存してた。
んでそのSDカードリーダーのType-A端子をType-Cに変換してスマホで見たりSDカードをパソコンに挿してパソコンで見たりしてた。だいぶ面倒くさいけどね。
4.新規に環境を整えるといくら掛かる?
ここまでスマホだけで保存したリプレイを参照する方法を説明してきましたが、スマホでリプレイを参照できるようにするにはいくらかかるのでしょうか?
価格.comを参考に「とにかく最安」「信頼性重視」の2つの観点で考えてみましょう。速度重視される方もいるかも知れませんが、だいたいUSB3.0以上の高速な規格に対応しているので今回は省かせていただきます。
まずは①の「スマホ対応のUSBメモリを使う」という方法です。USB Type-CのスマホとiPhoneの場合で考えていきます。
なお今回はUSBメモリの容量は32GBとして考えます。かかる費用は以下の表のとおりです。
列1 |
Type-Cスマホ |
iPhone |
とにかく最安 |
999円 |
3,180円 |
信頼性重視 |
1,109円 |
5,508円 |
詳しく見ていきます。まずはType-Cスマホから。
「とにかく最安」は楽天市場の999円のSanDiskのやつです。
SanDiskなのでそこそこの信頼性もあると思いますよ。
続いて「信頼性重視」です。バッファローの1,109円のUSBメモリ。
カラバリも豊富なので可愛いのがいい人にも合うでしょう。
続いてiPhone。「とにかく最安」はこれまたSanDisk。送料込み3,180円です。
商品ページはメンテ中だった。だから価格.comの画像。
「信頼性重視」はエレコムのやつ、5,508円。
だいぶ高いけど安心と信頼のエレコムです。
次に、②の「変換アダプタを使う」方法ではいくらかかるでしょうか。
私の一押しの超薄型USBと変換アダプタで試算してみましょう。
ちなみに超薄型USBは16GBで587円。
かかる費用は以下の表の通り。iPhoneでは純正の「Lightning - USBカメラアダプタ」で試算しているのでこの表より安くなる可能性は十分あります。
Androidスマホ |
697円 |
iPhone |
5,367円 |
内訳はAndroidで
超薄型USB 587円
変換アダプタ(スマホの端子に合ったものを百均で購入) 110円
計 697円
iPhoneで
超薄型USB 587円
Lightning - USBカメラアダプタ 4,780円
計 5,367円
です。
Androidの場合は変換アダプタを使うのもいい手かもしれません。一方でiPhoneはLightning端子がついたUSBメモリを使うほうが単純でいいかなーと思いました。
5.おわりに
かなり長い投稿となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
皆さんのリプレイ撮影・保存に関する疑問が少しでも解消できたらと思います!
また、専門的な用語も多くあるので疑問点等あればコメント・Twitterにお願いします!(Twitterの方が返す確率は高いかも…)
『USBメモリ』、『USB←→C』
を買うだけで行けるんですね♪
意外と簡単なんですね♪