冒険譚勢のTKNKです。
上級編は中級編で解説した項目の詳しい解説だったり、具体的な立ち回りなどを解説していきます。
~ヴィランの行動に注目する~
具体的にどういう所に注目するかというと、
・ヴィランがどういう性能の攻撃をしてくるか
・攻撃以外の行動はどういう挙動をするか
・どういうデバフを付与しようとしてくるか
大体この辺りでしょうか。
何故注目した方が良いかというと、
・戦いやすい距離間の把握
・特定の攻撃の誘発
・攻撃方向の誘導
・安全地帯の確保
・攻撃のチャンス作り
辺りに繋がりやすいからです。
例えば、WSを発動したジャバウォックの「滾る波動」をコチラが特定の行動をする事で「攻撃方向の誘導」が可能になり、「安全地帯の確保」や「攻撃のチャンス作り」に繋がりやすくなります。
特定の行動とは「ジャバウォックの近くで棒立ちして、自分がいる方向へジャバウォックの口が向くのを待つだけ」です。
そんな事で?と思うかもしれませんが、
・一番近くにいるキャストの方向へビームを射出しやすい
・ビームの射出中はジャバウォックの背後が安全地帯になりやすい(特定の深度帯は除く)
・ビームの射出終了までジャバウォックは動けない(特定の深度帯は除く)
これらの性質を逆手に取って攻撃する方向を誘導し、「ジャバウォックが明後日の方向にビームを射出している間に安全地帯で攻撃し放題」という有利な状況が作りやすくなるというわけです。
ジャバウォックに限らず冒険譚ランカーさん達が「どの攻撃を誘発しようとしているか」、「どのように撃たせる方向を誘導しようとしているか」、「どのように攻撃時間を確保しようとしているか」等を意識しながら見るととても参考になると思います。
〜ダメージ効率について〜
「1回の攻撃でどのぐらいのダメージを与える事が出来るか」、「回転率(次の攻撃を撃てるまでの時間がどれぐらいかかる)」等を総合した物と考えて貰えれば分かりやすいかと思います。
例えば、1回の攻撃でヴィランのHPを2目盛り分削れる攻撃でHPバー1本分を消し飛ばすのに何回攻撃すれば良いかというと単純計算で5回となります。
アリスのびっくりのように(MPが有れば)連射が可能なスキルであれば30秒ぐらいで完了すると思いますが、スキル発動〜攻撃発生までの間の硬直が重かったり、専用アビリティの仕様で回数制限や準備に時間がかかったりする場合はどうでしょうか?
硬直が重いと攻撃の発生までに反撃された事で不発に終わったり、2回目以降の攻撃の準備が整うのに時間がかかり過ぎたりで5回攻撃し終わる頃には1分以上経過しているかもしれません。
つまり、「1回の攻撃で2目盛りのダメージ×5回分」という部分が同じでも回転率の部分がデメリットになってしまうと時間がかかってしまいます。
また、回転率が良くて2秒に1回攻撃出来る攻撃が有ったとしても1回辺りのダメージの低さがデメリットになってしまうとこちらもまた時間がかかってしまいます。
単に「ダメージ効率の悪い攻撃を使うな」という事ではなく、「デメリットを考慮した上でどのようにすればダメージを稼げるか」、「他に効率の良い攻撃手段が無いか」等を考える事も重要です。
〜ソロ討伐について〜
ここまで書いてきた事などを実践した時にそれが正解かどうかの指標となるのがソロ討伐です。
選択したキャストをどれだけ理解しているか、ヴィランの行動をどれだけ把握しているか、ダメージ効率をどれだけ意識出来ているかが試されるという事ですね。
では、ソロ討伐の一例として、スキル型ロビンのリザルトをご覧下さい。
動画→
コチラ
フォージャスティス♪で魔女を倒せたら楽しいかなと思ってお試しで2回ぐらい挑戦してみた結果、クリア出来そうな気配を感じたので「何が良くて何がダメだったか」を分析しました。
分析すれば「ダメだった部分を改善するにはどう立ち回れば良いか」や「どこかに妥協出来る点が有るか」等が見えてきます。
ちなみに、敗因は「トラップの性能を活かすための立ち回りが出来ていない」と「魔女が味方cpuを追いかけてしまい、トラップの起爆失敗による置き直しが多かった」でした。
私がどのような方法で解決しようとしているかは動画で確認して貰うとして、要は「トラップの性能を引き出す事が出来た」からクリアに繋がったという事ですね。
これでロビンのトラップは1幕魔女なら倒せるポテンシャルが有ると判断出来るかと思います。
現行シーズンでの活用方法は特に思い浮かばないですけど
~味方から喜ばれる行動について~
私が味方にされて嬉しい行動、どういう行動が味方のためになりやすいかを解説します。
(1)CDS用のDS線を残す
冒険譚アシストにはCDSの発生が発動条件となっているアシストがありますが、自分だけで発動条件を満たせるのはミラベルとマァトの2人だけです。
他のキャストだと味方からの援護を待つか、新兵ちゃんを含む味方CPUがDSを使用するのを待つ以外に発動条件を満たせる機会はありません。
味方CPUを敵兵士列と接敵させればAI行動の優先順位によりDSを使用する確率は上がりますが、ヴィランの攻撃で撤退したり、他の行動を優先する事も有るので絶対ではありません。
なので、味方に援護をして貰う、味方のために自分が援護する事が確実です。
味方のビルドによってはCDSの恩恵が少ない場合も当然ありますが、ビルドを見てDS線を残す残さないを判断するぐらいなら「(味方が活用するかは知らないけど)とりあえずでDS線を残せるタイミングやMPがあるうちに残しておく」を意識しましょう。
ちなみに、冒険譚ランカーさんが阿吽の呼吸レベルで味方の欲しいタイミングを察する事が出来るのは過去のシーズンで「誰もDS線を残してくれなくて悲しい気持ちになった(=凍結の犠牲になった)」からも有ると思っています。
(2)味方をサポートする
バフを味方に配るのも大事なサポートの一環ではありますが、ここでいうサポートとは「味方が動きやすいように立ち回る」事の方が割合としては大きいです。
上記で解説したヴィランの特定の攻撃を誘発したり、攻撃方向を誘導したり等の事を指すと思って下さい。
また、WS発動の演出であったり、冒険譚スフィアだったり、無敵になれるスキルの無敵時間を利用してヴィランの一部攻撃を無効化する事もサポートに含まれます。
特にヴィランの誘導攻撃に効果的で、これらの手段を誘導攻撃の軌道上で使用すればその間は味方が動きやすくなり、攻撃出来る時間も増えるので討伐時間の短縮や討伐成功率アップに繋がりやすくなります。
自衛に使うのは誰しも有る事ですが、発動するタイミングや位置取りを少し意識するだけでより味方のサポートになります。
~味方から敬遠される行動について~
今度は味方の迷惑になりやすい行動について解説していきます。
(1)味方に指示をする
WSに注意や森に注意(クロノダイルがダイバーしてきますの意)等の味方への指示は私もする事が有るので別に問題は有りません。
しかし、神酒抜きSS盛りかぐやのようなトンデモビルドの人からあれしろこれしろの指示を連打されたら「自分でやれ」となりますし、ヴィランを攻撃するための準備をしている時に意図を汲み取れない味方からの巨人攻撃要請チャット(ヴィラン攻撃要請の意)を連打されたら「そのための準備の最中なんですけど?」となるかと思います。
自分で出来る事は人任せにしない、味方の行動の意図を汲み取る事は冒険譚でも重要です。
(2)ヴィランをダウンさせる
的確なタイミングでのダウンをさせる行為は問題有りません。
しかし、両拠点の破壊が完了していて、全員の準備も整ったタイミングでヴィランを執拗にダウンさせる行為は味方の迷惑になります。
ヴィランをダウンさせる度に約10秒が攻撃出来ない時間となり、その10秒を有効活用出来ないタイミングでのダウンはダメージ効率が下がるだけです。
それに、MSや専用アビリティの効果などは時限式が多いため効果時間の浪費にも繋がります。
ただ、ダウンさせた方が良いケースが無いわけでは有りません。
それは「味方が撤退してしまってフィールドに自分だけの時に、自分と味方が足並みを揃えるためのダウン」です。
状況の判断は場慣れが必要ですが、冒険譚ランカーさんがどういうタイミングでダウンさせているか等に注目してみると参考になると思います。
(3)城凸する
レベリングや赤系MSの補充などで敵城の周辺に留まる事は誰しも有るので問題有りません。
しかし、あとはヴィランを倒すだけという状況でヴィランへの攻撃に参加せず敵城の周辺をウロウロし続けるのは迷惑な行為です。
ヴィランが敵城付近を目指してラインを下げてしまうだけでなく、足を止めないため設置スキルや範囲攻撃が当たりにくくなってしまいます。
また、ヴィランが遠くにいる人をターゲットにした時の移動中は他の攻撃の誘発が失敗しやすいので味方がヴィランを追いかける手間も増えます。
なので、味方の準備が整っている状況ではヴィランへの攻撃に参加した方がより味方のためになります。
(4)敵城にきゃんどるを置く
ラインを維持出来るから良いじゃんと思うかもしれませんが、全国では有効な戦法の1つでも冒険譚では迷惑行為に含まれます。
敵城にきゃんどるを置くと城から出現する敵兵士はすぐに焼かれますが、敵CPUは壁となる敵兵士列がいなくなると次の兵士列までラインを下げる行動を優先しやすいため最終的に敵城付近までラインを下げてしまいます。
すると、コアへの攻撃が基本的に出来ない敵CPUはきゃんどるで火炙りされ続けてキルされてしまい、きゃんどるが敵城付近に残っている限りそのループが継続します。
リンちゃんの火力が上がれば上がるほど敵がきゃんどるの餌食になるスピードが速くなるので赤系MSを装備した事を後悔するレベルで味方は何も出来なくなります。
敵城に置くのは良いのですが、両拠点を破壊した後は放置せずに影響の少ない所に置き直しをすると味方から喜ばれると思います。
ちなみにですが、私の冒険譚アシェンプテルがスキル型メインなのはこれが原因だったりします。
(5)テンプレビルドじゃない
初級編でも書いたように低めの深度帯なら冒険譚アシストを装備していない味方がいても私は全く気にしません。
冒険譚を始めたばかりのプレイヤーが多い深度帯で、冒険譚アシストが揃っていないプレイヤーも多いのを知っているので目くじらを一々立てるような事では無いからです。
しかし、深めの深度帯で味方のビルドから「勝とうという意思」や「味方と協力する意思」等を感じられないのは結構キツいです。
具体的に言うと「武器無しの防御特化ビルド」や「防御を捨てた火力特化ビルド」の事です。
それらのビルドが何故推奨されていないかというと単純に「偏ったビルドにする事で得られるメリット」が「テンプレビルドにする事で得られるメリット」より弱いからです。
また、「アシスト封印された時のデメリット」を考慮すると偏ったビルドはリスク回避の面から安定要素を感じられない点も有ります。
例えば、装飾3つ装備の防御特化ビルドで装飾アシスト封印を受けてしまったらどういう状況になるかは言わずもがなですよね。
なので、当の本人に悪気が無かったとしても「偏ったビルドは味方から歓迎されないし、信用もされない」という事です。
では、下記の画像のビルドはどうでしょうか?
一見すると単なる火力特化のように見えますが、各アシストの効果を見ると「火力3枠+防御2枠+スピード2枠+レベリング1枠」となっており、更に特殊効果分として「火力1枠+防御1枠+レベリング1枠」もあるので火力寄りでもバランスは取れているので決戦で採用している人もいるらしいです。
私は上手く扱う事が出来ないビルドなのでテンプレビルドを愛用していますが、
・封印されるアシストのカテゴリーを把握している
・欲しいステータス、妥協出来るステータスを取捨選択している
・アシスト封印後の立ち回りの変化も含めて考慮している
・それだけの腕や知識が有る
等を前提条件として、ヴィランや魔女に対抗するためのビルドを組んでいるので冒険譚ランカーさんが考え無しにやっているわけではありません。
多分
なので、冒険譚ランカーさんがやってるからと言って安易にビルド「だけ」を真似すると大変な事になりかねないので注意しましょう。
これで3編に渡って公開してきた「ヴィラン退治がちょっと簡単になるかもしれないアドバイス」の解説は終了となります。
特に意識せずにやっている事も有ったりするので正確に言語化出来ているかどうかの不安はありますが、冒険譚プレーのお役に立てれば幸いです。