こんにちは、オニギシです。
自分の趣味のひとつにオリジナルの
ペーパークラフト制作があるのですが
wlwで何か作ってみたいなーと思い、
重要な存在にしてやられ役の『兵士』を作ってみました。
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●おおまかなオリジナルペーパークラフト制作の流れ
①モデリングソフトを使って3D立体を作成する
↓
②展開図作成ソフトを使ってシートを作る
↓
③用紙に出力して制作!
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①モデリングソフトを使って3D立体を作成する
使用したソフトは『六角大王』
3DCADをお仕事で使っている方もいらっしゃるかもしれませんが
それをざっくりシンプルにしたソフトです。
最初は点と線からスタート。
仕上がりをイメージしながら引いていきます。
この3D制作が作業時間の大半を占めます。
アウトラインができたら面を貼り、
テクスチャを貼る!頭、腕、体と各パーツこれの繰り返しです。
たまにカメラをぐるぐる回しながら
立体として違和感のある部分がないかチェックします。
点と線からアウトラインを作って面を貼り、
テクスチャを貼る!
大事なのは実際に制作するときのことを
考えながらモデルを作る事。
複雑な形は3Dでは簡単につくれますが、
それを紙で切って貼って作るのは非常に手間がかかりますし
再現不可能な場合も多いです。
抽象化できるところはなるべく四角形、円筒、というように
分かりやすい形にしてしまうのがコツです。
3Dモデル完成!なかなかそれっぽくできた気がする。
ちなみにテクスチャ採取に使った画像はこの1枚のみです。
フォトショップなどで必要な場所だけ
切り出したり、不要な絵柄を消して
うまくテクスチャを採取できるように編集します。
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②展開図作成ソフトを使ってシートを作る
使用したソフトは『ペパクラデザイナー』
ペーパークラフト用の専用ソフトです。
制作した3Dモデルから自動的に展開図を作成してくれます。
とはいえ自動展開しただけでは完璧とはいえず調整が必要です。
面と面が重なってしまっていたり、ひとつひとつの
パーツを制作するときに組みにくい繋がりになっていたりするので、
実際の制作をイメージしながら面を切り貼りしたり
のりしろの位置を調整します。
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③用紙に出力して制作!
プリンタで出力したらいよいよ制作。
コピー用紙だとコシがなさすぎるのでファインペーパーなどの
若干質の良い紙がオススメ。
使う道具は一般的なハサミ、ピンセット、スティックのりでOK。
時間を忘れるくらい楽しいけれど
「面が足りてないやっちまったー」とか、
「のりしろが変な位置にあって手が入らん」とか、
なんだこのクソみたいな設計は
と自分自身に常にツッコミを入れ続けるステップです。
好きな音楽でも流しながら過ごしましょう。
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完成!
・・・・なんか君モデルと違くない?
あんまかっこよくないゾ・・・。
令和最新版パチモン兵士かビーダマンみたいになってもうた。
とまぁ、出来が良い作品を作るには一度作って
改善点みつけてブラッシュアップ、という流れを
何度か繰り返す必要があります。
特に実制作まで見通した3Dモデル制作には慣れが必要なので
めげずに繰り返し作るのが大事。
ところでなんで『兵士』なんだよって?
『シュネーヴィッツェン』とか可愛いのつくらんのかって?
ぐぬぬ自分もできるなら作りたいのですが正直、
紙で美少女つくるのはめちゃめちゃ難しいです。
特に顔が難しい。一撃で残念な感じになる。
ちゃんと3Dモデルを作りこめばそれなり見れるが、
同時に面がどんどん増えていくので今度は展開した時に
制作不可能になってしまうという。
難易度が上がる要素としては
・肌色露出の多さ
→無機物に近いほど簡単
・顔がどれくらい出ているか
→美男美女顔はツライ。仮面とかフルフェイスは助かる
・髪の毛がどれくらい出ているか
→帽子とかを被っていると助かる
・等身がどのくらいリアル寄りか
→2Dキャラに近いほど可愛さで許される
服の造形の細かさとかは時間さえかければ何とかなります。
しかし露出している素足や腕は面で再現する以上
カクカクにならざるを得ないのでごまかしが効かず、
露出面積に比例して苦しい仕上がりになってしまいます。
ゆえに『兵士』なら全身着込んでいるし等身も低いので
そこまで無理せず作れそうだと思ったのでやってみました。
制作にはかなり多くの時間を費やすため年末年始や
盆休みのように、まとまった時間がないとできません。
たまたま時間がとれたので久しぶりに作ってみました。
仕上がりはともかく楽しかったです。
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また何か作れたらアップしようと思います。
オニギシでした。
凄いです❗最近便利になってますね❗
ペローナさんコメントありがとうございます。
嬉しいです!型紙作ってアナログで調整していく方もいらっしゃいますが自分はソフト使ってます。
オニギシさんすごいですね!
最初の2次元画面で3次元を想像しながら図面化する面取りのところが一番難しそうな気がします。
完全CGだとベクトル計算等で数学的に球体を表現できるのだと思いますが(⇦自分はできません泣)、
ペーパークラフトだと最後2次元に落とすというのがあるので、細かい面ほど難易度上がりますね。
素敵な作品ができたらまた拝見できるとうれしいです。
さんだらさんコメントありがとうございます。
おっしゃる通り最初の点や線やの頃が1番難しい段階です。自分でイチから外形のアウトライン引いていくか、既存の立体を彫刻のように切りさいて目標の形に近づけていくかの2パターンあるのですがいつも試行錯誤してます。球体は作るとなると泣けますね。正8面球か正12面球あたりを使うのですがフタをしてしまうと手が入れられず内側ののりしろを貼れないので目立たない面をこっそり取り去ったりします。いつになるかはなんともですが次回はファイターのリンちゃんを作る予定です。頑張ります!