初めに。
この投稿は完全に初心者向けですが、中、上級者にとっても基礎を見直す機会にでもなったのなら幸いです。
前回は玉藻について解説いたしました。(https://wonder-club.jp/posts/144428)
今回は前回での予告通り、温羅について解説していこうと思います。が、今までと違い、使う人よりも使われた人のための解説という形になると思うので、そこはご了承ください。
筆者はまだ未熟な金筆ですので、修正等あればコメント欄にお願いします。また、リクエスト等もガンガン受け付けてますので、そちらもコメント欄にどうぞ。
なお、基本的な情報はwikiを参照しておりますので、よろしければそちらもご覧ください。
《キャスト毎の性能》
➉温羅(うら)
射程が全ファイター内最低で、DSも突進DSという、常識的に考えたら全くファイターをする気のない近距離ファイター。おまけに最大MPが全ファイター内最低。回転のいいSSで兵士処理をし、優秀な回避とそれなりに良い足回りを武器に敵キャストのダウンを取りつつ、硬質化と防御力と高いHPで味方兵士を守る壁になることで敵拠点まで味方兵士を運ぶのが仕事。
SS:上半身をひねり、右のアッパーを繰り出す。ダウン属性。一応衝撃波が飛んでいるが、射程はキャスト一体分ほど。非常に発生、硬直が良いため、見てから反応するのは不可能。キャストのダウンを取る、敵兵士の処理、双方に活躍する。
DS:両手を上げて飛び込み、ボディプレスをかます。ダウン属性。終点だけでなく、進路上全体に当たり判定があるが、射程は兵士列の横幅の約半分程度。発生に若干ためがあるが、ほぼないに等しい。緊急回避の代わりとしても十分使える。その分やや硬直が長い。発生のいい攻撃であれば、見てから迎撃ができる程度。そのため、対面するときは兵士越しだろうと近いところで硬直をさらすと危ない。
〈スキル〉
・憤怒ノ気……解禁レベル2 強化
フリック後即時発動。敵に攻撃をヒットさせるたびに追加で防御力が上がり、一定回数ヒットさせると一定時間硬質化(やられ発生なし、ダウンもしない)する。温羅の代名詞ともいうべきスキル。硬質化することでDSへの貫通耐性が上がるため、敵のDSが自分を貫通しなくなることを利用して、自軍兵士を敵のDSから守ろう、と虎の巻に書かれているが、火力インフレのすごい現状、無暗にDSを食らいに行くとデスしかねない。そのため、DSを受けるというよりは、敵キャストのすぐ近くまで寄ることでこちらの兵士を倒す余裕を相手から奪う、という立ち回りの方が安定する。とはいえそんな風に前に出るのならある程度の被弾は避けられない。そのためにも必須のスキル。
硬質化中の注意はアリス、シャリスWSなどと同様で、魔神化マリクSSや、ルカのびっくりさせちゃえ、フィーのストゥルムなんかは通常とは比べ物にならないダメージが予想されるため、要注意。とはいえ、相手の攻撃を無視して進んでくる様は相当に恐怖を与えるもの。
その様はまるで止まらない団長のごとく…
・金棒砕キ……解禁レベル3 攻撃
フリック後自身から引いた線の方向に貫通攻撃を放つ。これまた射程がとても短く、だいたいDSの射程程度。その分発生、弾速が凄まじく、また火力も高い。これを二、三発ももらえばデスしてしまうファイターも多い。とはいえ、憤怒と、後述する大喰ライにMPを使いたいので、連発は基本的に避ける。
・地砕キ……解禁レベル3 攻撃
フリック後即時発動。自身を中心とした徐々に拡大する範囲の敵にダメージを与える。フリックすると右腕を振りかぶり、地面にたたきつけるが、発生はたたきつけるタイミングなので、キャストによっては声を聴いてから対処可能。最大攻撃範囲は直径で兵士列横いっぱい程度。なお、スキル火力を約13.33%盛らないと兵士一確が取れないらしい。また、巨人、キャストに対しては非ダウンなのも注意。低いレベル帯でヒット数の稼ぎやすいスキルであるが、MPがそこまで軽くないので連発はやはり避けるべき。結局、扱いやすいが隙が大きく、MPも重いため採用率が低めのスキルである。
・大喰ライ……解禁レベル4 攻撃
フリック後指定した方向の自分を起点とする扇形の範囲内の敵すべてに三回のけぞり攻撃、さらに一回ダウン攻撃を与え、与えた合計ダメージ量に応じてダメージを与え終わった後にHPが回復する。なお、スキル発動中は防御力が上がる。これのために敵の攻撃を予見して兵士がいなくとも撃っておくことで、ダメージを減らしておく、というのは多々羅の錻喰らいでもよくやる手である。HP回復はスキルが発動した段階で確定するので、スキル発動後にダウンを取られてもしっかり回復する。兵士はだいたいがのけぞりダメージだけで倒されてしまうので、若干HP回復量が低い。とはいえ、一度に大量の敵を巻き込みつつ、最低でも三ヒットずつ当てられることになるため、大量にヒット数を稼げる。したがって、憤怒→大喰ライで硬質化、という流れは温羅の常とう手段。
・厄返シノ構エ……解禁レベル3 妨害
獲得スキル。フリック後即時発動。その場で動けなくなり、防御力が上がり、デバフへのレジストを得て、カウンター状態になる。カウンター状態で最初に攻撃を受けたとき、温羅がその場で地面をたたくモーションをし、その攻撃を行った敵に自動でダウン属性の攻撃を繰り出す。この攻撃がダウンでキャンセルされることはなく、この攻撃射程は無限なので、たとえばリンのフレイムキャンドルに対して発動したとすると、戦場のどこにリンがいようと攻撃を繰り出す。なお、動けないのは数秒で、それ以降は歩くことで解除される。効果時間は最長で10秒ほど。発生が早く、遅めのDSだったら見てから使えるレベル。カウンターの発動対象はキャストだけでなく、兵士、巨人も対象のため、使うタイミング、場所はしっかり選ぶ必要がある。
・紅キ凶乱ノ鼓動……解禁レベル5 WS
試合中一回のみ使用可能。フリック後即時発動。自身のスピードと防御力が上がり、硬質化する。逃げ、攻め、どちらにも有効なスキル。護衛付きの巨人処理は大の苦手なので、その補助や、ミリ拠点を落すための押し込み、混戦からの離脱など。効果時間は24秒程度と短いが活躍の場はほぼ必ずあるだろう。
〈現在の主なビルド〉
MPがかっつかつであること、近距離で相手の攻撃を避けつつ一方的に攻撃を当てに行く立ち回りをすること、さらにタンクとして居座り続けるためのHP、そしてできれば防御力も必要なため、赤の学徒の書、WR専用、武蔵坊の大薙刀+、F6専用、カイ、というビルド。しかし、かなりビルド幅が広く、というのも火力をほぼ一切盛る必要がないため、回避、スピード、MP、HP、防御から上げたい部分を自分で選ぶような形になる。今あげたのがHP、防御、MP補助多めのビルド。ここに少年神の火突槍を入れれば、若干HPが減るが、代わりに足回りが良くなり、R専用とサナを入れれば、MP補助がやや上回り、HPが下がるが回避が大幅に上がり、あこぎ&帯刀を入れれば、火力を盛りつつ足回りが大幅に改善される。また、ソウルおすすめ第一位のグリンダは、試合開始直後に一気にマウントを取るのに適しており、したがってしっかり立ち回りになれた神筆使いにとってはベストなソウルとなっている。
スキルは憤怒、大喰ライがまず確定。これらなくして温羅の立ち回りは不可能。残る一つはかなり自由。しかし、現状採用率が高いのは金棒砕キ。というのも、DS後などの硬直に強引に使えてしまう、いわばキャンセル択としての採用である。これは厄返シでも十分替えが聞くが、使えるタイミングが圧倒的に多いためだろう。慣れないうちは地砕キが使いやすいが、使えると強いのは金棒なのでどこかでシフトできるとよい。火力もやたら高いし…
〈立ち回り〉
兵士処理はファイター内で一番と言っていいほど苦手なため、まともに兵士処理をしていても負ける。したがって、兵士処理以上に敵キャストのダウンを取ることが重要。そのため、基本、敵兵士は無視して突っ込み、敵キャストの攻撃を避けつつ、SS、またはDSで敵キャストのダウンを取り、ダウンしている間にSSで兵士処理をする、という流れを繰り返す。
レベル2以降は、防御力が上がる上に、一定ヒットで硬質化する憤怒ノ気を切らさないようにしよう。こうして敵キャストとのHP差を作り上げ、撤退、あるいはデスに持ち込んでしまえば、もうこちらのもの。ゆうゆうと大喰ライで回復するなり、SSで兵士処理をこなしたり、なんでも出来る。
硬質化中は、ダメージは受けるため油断は禁物だが、止まらずに突っ込んで、やっぱり敵キャストのダウンを狙うべき。結局のところ、終始やることは変わらない。自分の間合いに持ってって、ダウン取って兵士処理、の繰り返し。
〈対面した時は…〉
先述した通り、兵士列を無視して突っ込んできては、DS硬直にSSを刺してくる。そのため、ファーストコンタクトではDSを確実に当てる自信がない限りは、下手に振らずに相手の出方を見て、SSで迎撃できると良い…が、これも回避で避けられかねないので、回避踏んだところにDSで追い討ち出来るよう準備しておこう。
敵がダウンを狙ってくるため、やれることは2つ。逃げ切るか、相手以上の兵士処理をするか。が、ダウンを取られたり、デスしたり、帰城しては兵士処理で負ける。結局避けながら自分のペースで兵士処理を出来れば勝てるわけなので、DS線の描き方を工夫しよう。相手に引っ掛けつつ、兵士も処理できるととても良い。そのため、描画距離や、射程が延長されるアシストはとても重宝するだろう。
が、硬質化した場合、DSが温羅を貫通しなくなることに注意。とはいえ、硬いけれどもちゃんとダメージは通るので、硬質化する前にある程度HPを削っておけると、硬質化中にキルが取れたりして、だいぶ楽になる。
…ここまで対策を書いたが、一方でキャスト相性的に絶望的なキャストもいる。ジーン、シャリス、ツクヨミあたりは序盤にダウンを取ることがほぼ不可能なため、そのまま押され切ってしまう可能性が高い。また、ミラベルも立ち回りを荒らされる可能性が高く、本領を発揮できないまま終わりかねない。この辺のキャストは温羅と対面した場合、一切活躍できず、デスを量産するだけにもなりかねないため、レーンを代わってもらうことを推奨する。何なら端的性高めのアタッカーの方が温羅とやりあえる可能性が高い場合もあるだろう。
ということで、温羅編でした。多分、ファイター内随一の変な奴です。温羅はファイターというより、近距離アタッカーを相手する気持ちでやった方がちゃんとできます。それくらい、ファイターらしからぬ性能してるし、それに見合った動きをしてきます。もし、温羅とシグルが組んだら泣きましょう。それくらい最大HPの恩恵がでかいです。そんな時は味方のアタッカーに期待ですね。というか、温羅対策はファイターでは限度があります。せいぜいDS後の硬直にDSかSSさしに行く、といってもほとんどDS振ってきませんし、上級者向けですが、相手の進路を予想してDSを置いておく、というくらいしか実際の試合中では対処できません。ファイターが対処する、というより、アタッカーが手助けに行くことを意識した方がいいでしょう。
使ってみよう、という方はwlwの基本ともいえる、自軍兵士裏から兵士処理、というのを忘れてください。そこだと射程足りないし、敵キャストのダウンが取れないので兵士処理で負けます。立ち回りでも書いた通り、とにかくダウンを取って、相手に兵士処理をさせないこと。お互いに一切兵士処理しなければレーン戦は互角です。つまり、ダウン取ってる間に兵士処理すれば、絶対にレーン戦で勝てる、という暴論ですね。あと、敵の攻撃を避けながら接近する、というテクニックも必要になりますので、回避の振り方やSS、突進DSの使い方を練習してください。多分、温羅がうまくなれば、スカーレット、ヴァイス、ジュゼあたりもうまくなります。この辺に手を出したいのなら試してみては。
ちょっと趣が変わることになりましたが、どうでしょう?とはいえ、次回火遠理の解説までは今回同様に、それ以降は以前の通りに戻そうとおもってます。
もし、火遠理の解説が終わっても対策を書いてほしい、というのであればそれも考えます。とにかく、そういったリクエストはコメント欄にください。できる限り応えていきますので。
では今回はこの辺で筆をおかせていただきます。
皆様に良きワンダーランドライフを。