以前掲載したウィキッドの記事をベースに、修正された部分等を追加して焼き直しすることにした。データは『Wanderlandwars wiki』からの引用及び検証勢が公開しているデータに自身の調査を合わせたもの。
基本ステータスについて
HP 44(Lv.1)~58(Lv.8)
MP 55 ~65
SP 29目盛(Lv.8)
アタッカー内でHPは平均的でMPとSPが高め。ステップ距離も平均値。前転モーションの例に漏れずステップ硬直は比較的軽め。
SS性能
拳銃から弾丸を2連射するモーション。発生は早めで弾速はそこそこ。硬直は軽めなのでモーション周りは快適に感じるか。但し素の射程が短め(美候と同じ射程)なので実は後述のスキル強化が前提の性能になっている。
素の威力は22目盛(Lv.8時)。これはアタッカー平均より下ではあるが決して低すぎない数値であり、これより低いアタッカーはナイトメア、スカーレット、マリク、ロビン、深雪乃が存在し、意外と多い。実際のところ、ロビン以外が固有アビリティ及び通常スキルで火力を上げてくる為、少し大人しく感じてしまう。
DS性能
1発の大きな弾丸を撃つ。弾丸は終点で薔薇を咲かせて消える。弾速が遅く、かつ一定の速度を維持するため狙って当てる用途には不向き。威力は20目盛(Lv.8)とアタッカーとして平均的。射程も硬直も並程度でキャストヒットを狙わなければ取り回し易いと感じるか。
固有アビリティ
ダブルトリガー(以下DT)
ウィキッドのスキルには全て2種類の効果が設定されている。通常通りスキルを発動したりヒットさせたりするとスキルカードが裏返り、2つ目の効果を発動できるようになる。1つ目の効果時間終了10秒前にはカードの点滅と警告音で効果時間終了が迫っていることを伝えてくれる。
ロックオン
ティンハート・チルト、オーバー・コール(以下オバコ)、ストレイト・ラッシュで付与できるデバフ。DT効果の対象になる。通常のリフレッシュでは消えない。ロックオン判定はスキル毎に管理されている。複数ヒットした場合は全てのキャストが対象になるが、オバコだけはウィキッドに最も近いキャストが対象になる。
スキル解説
ティンハート・チルト
Lv.2解禁の妨害スキル。方向指定した先にカードを投げつける。射程はレーン幅約1.5個分。発生、弾速、硬直共に良好なおかつ攻撃が貫通する。ヒットした敵キャストに小ダメージと裂傷(最大HPを徐々に低下)及びロックオンを付与。35秒かけて最大HPを10削り、45秒で効果終了。DTはロックオン対象に裂傷を解除してHP回復効果を低下させる。こちらの効果時間は25秒。DT効果の強さはシグルが証明している。実際は他スキルが必須レベルで、裂傷の効果量も少ないため基本採用されない。
ライオズ・アンティ
Lv.3解禁の強化スキル。20秒かけてSSの射程延長。約3割ほど延びる(ミクサ以上妲己未満)。効果時間は60秒。DTすると射程の成長を止め、更に若干射程が低下する代わりに単発化、弾サイズ拡大、兵士と巨人貫通の性質に変化する。こちらの効果時間は40秒。また多少ながら威力も上がるようで《占星術師のヴェール》の成長次第ではLv.3でSmash Hitを出せる。他のSS強化型キャストに比べると素直で扱いやすい内容が売り。お手軽に兵士貫通SSが撃てる利点は唯一無二で「ウィキッドは端が強い」と言われる所以。このスキルを抜く選択肢はありえない。
オーバー・コール
Lv.3解禁の移動スキル。挙動、射程、発生はティンハートとほぼ同じ。しかし弾速が異常に速く、構えていればほぼ全ての硬直に差し込める。またヒット音が鳴らないのも特徴。ヒットした敵にロックオンを付与。効果時間は3分と非常に長い。DT効果はロックオン対象の正面にワープ及び自身に20秒間撃破ダメージアップ(+1.5%)を付与。フリック後1秒未満溜めてからワープ。ワープ後1秒未満の無敵時間がある。この無敵時間は移動以外のアクションで消える。逃走には全く使えないが、追撃においては右に出るものはないスキル。また撃破ダメージ上昇効果スキルとしてはレベルが低く(これより低いのは《ライオンの勇気や!》《ライオンの勇気だ!》)、上昇量も《怪盗団の予告状》と同値であり申し分ない。ライオズのDTと組み合わせれば兵士列に飛び込んでも問題ない。瀕死の敵を追撃する他、帰城からの復帰を早めたり森に安全に侵入したりできる。撃破ダメージアップがついた影響で中央レーン担当ならほぼ必須スキルになりつつある。端レーン担当でもワープの性質上、刺さるキャストがいるため採用されることも。表面からDTまで即座に発動すると合計でMP30かかるが、他キャストの移動スキルも同じぐらいかかるのでMP負担はあまり重くない(むしろ分割払いの性質上軽く感じるか)。
スケア・カード
Lv.4解禁の妨害スキル。実際は攻撃スキルの側面も持つ。指定した地点にカカシ型のコアを投げる。射程はティンハートとほぼ同じだが発生、硬直は悪化しているので注意。このコアは兵士の攻撃対象になり、兵士弾を45発ほど耐える。全盛期の90発耐久返して。DTするとコアの消失と引き換えに、コアを中心したレーン幅1個分の円を範囲として爆破。威力は対キャストで約20、兵士には約3割、巨人は一番耐久が低い双汽唱に対して約3割。爆破の発生は早すぎず遅すぎずと言ったところ。用途としては敵キャストの退路遮断、コアであることを活かした森の索敵(コアの索敵範囲はほぼ爆破範囲)、兵士の足止め、巨人処理と多岐にわたる。即時起爆を求められる場面も多く、その場合MP45を要求されるため重く感じることも。ウィキッドの手数に直結するスキルなのでほぼ必須。
ストレイト・ラッシュ
Lv.5解禁の攻撃スキル。毎秒1発のペースで自身前方に自動で小ダメージ付きのカードを飛ばす(敵に対し貫通特性)。自動攻撃時間は30秒。ヒットしたキャストにロックオンを付与。こちらは25秒。DTすると対象を中心とした円が現れて範囲内が爆発する。ダメージは20ほど。特筆すべきは爆発予兆の短さ。範囲や予兆時間の感覚はツクヨミの月輪DSをイメージするとわかりやすい。要は止まったら当たる。ちなみにWSの演出中も自動攻撃は続く。欠点は正面しか攻撃できないこと。敵の側背に回る立ち回りが多くなる中央担当では個人的にオススメしない。端レーンでも相手によってはオバコと入れ替え候補。
LFBジャックポット
ウィキッドのWS。発動時に最大MPが100になり、SS威力上昇とSS硬直減少。さらに敵キャストに攻撃ヒットする度、SS威力上昇とダメージ量に応じたMP回復。最大成長時には湯気演出がある(ちなみにライオズにも湯気演出があるが、エフェクトはWSであるこちらが優先される)。SS上昇値は具体的な数字は不明だが、目安としてアシストで20目盛以上盛った上でライオズDTとこのスキルの最大成長が合わさるとCriticalが出る。最大成長に必要なヒット数は8回。またMPの回復量も中々のもの(ストレイトの小ダメージでDT分が確保できる)。特筆すべきは2分という効果時間。全キャスト最長であり、ここまで長いとWSの効果時間延長の恩恵もかなりのもの(割合計算の為)。ワダツミが味方の場合は注意しないと効果時間が溢れる。思い出WSは当然厳禁だし、効果中の撤退も試合が決まるレベルなので細心の注意を払いたい。
ビルド方針
ステータスの優先度は
SS威力>SP>HP=スキル攻撃力=スキルMP軽減
ライオズだけでは十分に上がらないSS威力の強化が最重要。他のステータスは正直オマケで上がればいい。ただ、上で上げた4項目はできる限り下げないようにビルドを組みたい。元々SSアタッカーとしては高めの最大MPとDS威力は下げて構わない。
今回はここまで
ではでは~