金これまでの、オレっちヒストリー!金
ある朝、目覚めると
オレっちは怪童丸になっていたッッ!
困惑しながらも、なんやかんやで納得…
だが、元に戻れるなら話しは別でぃッ!!
手がかりをこの手に掴むべく、
オレっちは最寄りのゲーセン…
そう、ワンダーランドウォーズを
プレイに向かうのであった…ッ!
……………
………
…
『いやぁ、着いた、着いた!』
道行く道中、通行人たちの奇怪な視線をものともせず、
オレっちはゲーセンに到着した。
視線は主に、オレっち自慢のそそりたつ
キノコヘアーをまずひと睨み、やがて下へと
下がり、巨漢という概念をそのまま体現した
ドラムのような肉体へと注がれる。
『コスプレでぃッ!!』
大抵の衆は、この文句でどうにかなったが
それでも納得しない野郎共はオレっち自慢の
マサカリちらつかせ、一つガンを飛ばすと
尻尾巻いてどっか行った。さすがオレっちッ!
まあ、警察呼ばれた時はチョイと焦ったけどな!
『は、裸の卑猥な頭をした大男が
斧を片手に練り歩いていますッ!』
…否定は出来ねえよなッ!
………
……
…
(うっし、オレっちの土俵入りでぃッ!)
パンッと頬打ち気合い一発、オレっちは
自動ドアを抜け、入店を果たした。
とたん、地球に生けうる者、その全てを
受け入れるかのような温もりがオレっちを包む。
エアコンが利いていたのだ。
めっちゃ、利いてた。
(ありがてえ…ッ)
雷気を帯びし、土石流のような肉体。
寒くないと思ったが寒かったのだ。
オレっちは素直に、店員さんの
心遣いに感謝した。
爺の腕力を彷彿とさせるUFOキャッチャー、
原価と、投じた硬貨の数を考えると
押さえがたき破壊衝動を巻き起こす
よくわからんチョコのクレーンゲーム。
そんな、プライスゲームコーナーこと
罪の森を抜けると、ようやっと
目的地が見えてくる…
まず、巨大な壁面を占領するディスプレイ
を走るサラブレッド達…
それを眺める乾いた目をした男達の
貧乏揺すりが、オレっちを
出迎えた。
その隣の、台の上の6割以上に缶コーヒーが
置かれている麻雀ゲームの脇を、
オレっちは息を殺し、通り抜ける。
洗濯機のような筐体を抜け、太鼓を抜け、
ガンダムがぶつかり会う轟音を背にし、
無数の提督と、マスターが使命を全うする
その間に、夢の国は、会った。
(ここに来ると、安心するなぁ…っ!)
すぅ…っと、肩の荷が下りた気がした
(肩のマサカリは乗せたままだが)。
私だろうが、オレっちだろうが、
子供だろうが大人だろうが無職だろうが
有名人だろうが総理大臣だろうが
宇宙人だろうが、ワンダーランド、その
扉の前では、いち、プレイヤー…
神筆使いに過ぎないのだ。
怪童丸は、ただのおぱんにゃにゃに
戻れる。
(もう待ちきれねぇぜッ!)
そういえばAImeは何処にやったかと
しめ縄やふんどし、果てはイカした
キノコヘアーの中にまで手を伸ばした
ところ……
???『隣、失礼しますよ』
もたもたしていた、オレっちの隣を
透き通るような、綺麗な声をした男が
流れるせせらぎの如く座る。
『お、おう…かまわな…ッ』
オレっちの言葉はしかし、最後まで
続かなかった。
頭に手を突っ込み、右90度に首を回した
その姿勢のまま…オレっちの目は、
その隣の男に釘付けとなった。
怪『あ、あんたは…』
???『どうされましたか?
そんな鳩がジャストショットを喰らったような顔をして』
事も無げに、こちらを振り向く、その顔…
森に紛れんとする、緑の狩服。
流れるカーテンを思わせるブロンドの髪。
バイオリンのネックのようなカーブを
描いた、優美な、長い耳。
そして、何より……
全てを見通すような眼。
???『ふふっ、驚かせてしまって、申し訳ありません…
貴方の仰りたい事は分かりますが、お先に私から、
言わせて頂きます……
私も、貴方と同じなんです』
その男…
ロビン・シャーウッドは
ペン・デバイスを矢のように目線に構え、
確かにオレっちに、そう、言った。
to,be,continued,,,
いい忘れていたが、プロローグについては
オレっちこと、おぱんにゃにゃのプロフィールを
ご覧の助ぇいいッッ!!
これは[文豪]以外の何者でも無い…
次回作もバッチリバチ×2期待の助ぇえええッッ!!!
プロフィールの時点で面白いのに続きもめちゃ面白い!
To be continued楽しみですわ(*´ω`*)
マジか。全然続き考えとらん。でもマリモの旦那…
そんな事言われたら、頑張るしかねえじゃねぇかぃッ!
唸れぃ、オレっちの筆っぷしぃいいッッ!!
順番ミスった。
ベオの旦那、ありがてえ、ありがてえけども、
それ、オレっちの台詞だぜ……ッ