昔は無かったTR、CR

Ver.2.00（運命の時刻盤）以降にワンダーランドウォーズを始めた方は知らないと思いますが、その前の最初期（ver1.00～ver1.64）は、CR・TR（キャストランク、トータルランク）というものはありませんでした。
そのかわりにあったのが、プレイヤー自身のランク、マスターランクです。

今と同様に全国対戦の試合結果でページを獲得して、
BEGINNER Ⅰ→ BEGINNER Ⅱ →BEGINNER Ⅲ →BEGINNER Ⅳ
 → E5 → E4 → E3 → E2 → E1 → D5 → D4 → D3 → D2 → D1
 → C5 → C4 → C3 → C2 → C1 → B5 → B4 → B3 → B2 → B1
 → A5 → A4 → A3 → A2 → A1 → AA5 → AA4 → AA3 → AA2 → AA1
 → S5 → S4 → S3 → S2 → S1
とランクアップしていきました。

現在のランクシステムと何が違うかと言うと、使用キャストはマッチングにも獲得ページにも一切関係しませんでした。
AA1ランクまでランクアップした人が全国対戦に行くなら、一番得意なキャストを使っても一番苦手なキャストを使っても、あるいは初めて使うキャストであっても、『AA1』と見なされてマッチングを組まれて、試合後のページ増減も『AA1』として計算される、という事です。
今に例えるなら、サンドリヨンのみを使ってEX05に上がった人も、他の全キャストがEX05と見なされて、初めてスカーレットを使ったとしてもEX05スカーレットの扱いでマッチングが組まれる、その結果スカーレットがEX04に降格してしまったら、メインのサンドリヨンもEX04に降格、と言った感じでしょうか。
こんなシステムでしたので、複数ロール・複数キャストを使うのは難しくて、最上位の人もそれぞれ『○○○○使いの人』という印象がありました。

不馴れなキャストで全国対戦に出るのは敷居が高かったので、それもあって、追加される新キャストが毎回、使えば勝てると言うくらいの強さに調整されていたと思います。
獲得キャンペーンが開催されている期間は強すぎる程で、キャンペーン終了後には毎回、通常の強さに下方修正される、という流れです。
だから最上位のマッチング帯でも、新キャストが追加される度に新キャストを使ってページを稼ぐ、という方も多くいました。新キャストでページを稼いでいても、獲得キャンペーンが終わり性能が下方されたら元々の自分のメインキャストに戻るのが普通だったと思います。


そんな時代に、最上位のプレイヤーさんで『全キャスト使い』という印象の人が一人だけ居ます。探せば他にも何人かは居たかもしれませんが、ランカーさんには疎い方だったので、全キャストを使ってたランカーさんは一人しか知りません。
自分でも知ってるその人は、よく生配信をされていたので、それで自分も知っていました。
メインキャストは吉備津彦と大聖だと思いますが、アタッカーのナイトメア・キッドを使ってもサポーターのヴァイスを使ってもメインキャストと遜色ない程に強い人です。
3ロール全てトップクラスに極めている事だけでも凄まじいですが、それどころか、他のどのキャストを使っていても（実際にはメインキャスト程ではないかもしれませんが）自分から見たら、まるでそのキャストが本職のように強く見えました。普段あまり使ってなさそうなキャストを使っても、今で言うなら『EX15』みたいな扱いで最上位帯の中でマッチングを組まされて、それでも本当に『EX15』までそのキャストを使い込んできたみたいに大活躍してチームの1番として試合を背負いきる事が多かったので。
当時の生配信では、ほとんどのキャストを使っていました。下方されて使い手が激減した後の温羅やツクヨミ様を使っても上手すぎて、見ていて驚きました。本当に色んなキャストを使いこなしていたので、全キャスト使いの印象です。（強いてあげるならシレネッタとメロウを使っている所を自分は見たことない気がしますが、その2キャストだけ使えない、なんて事はないと思いますので）


閑話休題。
今のランクシステムは、上位のプレイヤーさんが新しいキャストを使い始めると、CRを基準にしてマッチングが組まれるのにCR以上に実力が強すぎる、という事がよくあると思います。
だから、CRよりTRでマッチングを分けて欲しいとか、ver.1のシステムに戻して欲しい等の意見も見ますが、自分は昔のシステムよりも、今のCRを基準にしたマッチングの方がずっと良いと思ってます。
新しいキャストに挑戦しやすいマッチング方式なので。
それでいて、複数キャストを使えば簡単にTRを稼げるかと言ったらそんな事もなく、TRをあげたいならメインキャストをやった方がいい、というのも好みです。
サブキャストは、使うと得をするわけではないけど、リスクなく気軽にサブキャストも練習できるのが有り難いです。せっかく、面白いキャストも可愛いキャストも変なキャストもたくさん居るんですから。

もし出来ることなら、CR、TRだけでなく、そのキャストの『最近10戦勝率』あたりもマッチングに考慮して欲しいと思いますが、それは既に現状でも、直近勝率もマッチングに少しだけ影響するようになっている気がしています。気のせいかもしれませんが。
あまり連敗が続くと甘いマッチングにして貰えるような、連勝が続くとお仕置きマッチングになるような気がするんですよね。