先日、ウィキッド・ドロシィに待望の調整が入りましたね!
筆者もアプデ初日に色々と修正内容の詳細の確認をしてきましたので、
その検証の話、それを踏まえた感想・意見などを今回の記事で語りたいと思います。
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~お品書き~
・LFBジャックポッドのSS上昇増加について
・スケア・カードの下方修正
・ライオズDT時のSSダメージ強化について
・今回の修正の感想・意見
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・LFBジャックポッドのSS上昇増加について
結論から言えば、こちらは
結構上方されていますね。
育ち切ったライオズDT版SSでクリティカルヒットを出す場面を最近見かけるようになりました。
また、前回の記事(https://wonder-club.jp/posts/119894 )のWSについて話したときの
(1)のビルド(いわゆるエクサWR専用ビルド)で
レベル5のSS初弾で兵士一確がとれるラインですが、
・修正前:敵キャストに6ヒット以上 から、
・修正後:敵キャストに3ヒット以上 に変わりました。
単純に数字だけで見れば、
1ヒット当たりの上昇値が倍になったと考えてよさそうです。
公式での記述が曖昧なので推測の域を出ませんが、修正に伴ってSS上昇値の上限値も伸びたと考えるなら、
最終的なSS威力の上昇値はナイトメア・キッドのエンドルフィン並みかそれ以上になるかと思われます。
でも、やっぱり効果時間が短すぎません?
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・スケア・カードの下方修正
こちらも分かり易く下方修正が入りましたね。
具体的には、
案山子型のコアの耐久値が約 2/3 程度に減りました。
修正前:城兵士列の兵士弾9セットでミリ残りする程度
修正後:城兵士列の兵士弾6セットで少し残る程度
ウィキッドが他の類似キャスト(ジョーカーやナイトメア等)と差別化できる数少ない部分でしたので、
これを頼みにしていた多くのウィキッド使いにとっては結構痛い修正なのかなと思います。
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・ライオズDT時のSSダメージ強化について
結論から言うと
微妙です。あとTwitterで見かけた噂話で、
「
ジョーカーのSSダメージと同じにサイレント修正されている」という件についても色々と調べましたが、
ウィキッドの上位ランカーで有名な御方(せーりゅー 様)が詳細かつ分かり易く話してくださっていたので、
今回参考までに画像を貼っておきます。
実際、私自身もエクサWR専用で巨人処理速度やレベル6一確が取れるか等、修練場で試したのですが、
最終的には「SS確定ラインは変わらない」と同じような結論になりました。
「SSの2段目のみ上方が入った」・「兵士ダメージには反映されていない」等の可能性もありますが、
基本的なビルド構成には大きな変化はないと考えていいかと思います。
DT版SSもヒット音が気持ち大きくなっただけで、私もあまり上方された感じがしませんでした。
あとDT版SSに兵士で減衰かかるの知らなかったなんて言えない...。
同じ貫通SS持ちのジョーカーや深雪乃、ジュゼには無いのに...?
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・今回の修正の感想・意見
私個人の感想でいうと、今回の修正は
微下方~現状維持くらいの印象です。
スケア・カードの耐久値は目に見えて下がったものの、まだまだ実戦で使えるレベルですし
「案山子が壊しやすくなった」と油断した敵を爆破に巻き込みやすくなったり、
誤った位置に設置した際にコアが消えるまでの時間が短くなったとも考えれば、
必ずしも嘆くことばかりではないのかなと、私個人としては思っています。
実際、これまでのコア耐久値が一部キャストには対処が困難な硬さだったことを考えれば、
いずれは下方修正される運命だったと思って諦めがつきますし。
(一方、「表ドロシィのカカシさんは下方修正しないの?」とは思ったが)
WSや
ライオズDTの上方は程度の違いこそあれ嬉しいことなのですが、
両者に共通して、
試合中で恩恵を受ける場面が非常に少ない部分での強化に留まっているのが問題です。
WSについては試合中1度しか使えないうえに
50秒と育成系WSのわりに微妙に短い効果時間ですし、
ライオズ・アンティのDTに関して言えば、
1試合あたりで使える回数なんて精々6~7回が良いところです。
しかも最大限に使うためには事前にバフが必要だったり、MPの下準備が必要という...。
昨今のファイターやサポーターなどレーナー環境における回復スキルや各種SSメタアシストを積める自由枠の増加、
それに合わせるようなスカーレットのシザースや深雪乃の氷刃抜刀のような理不尽な火力インフレが容認された環境で、
試合中7回しか打てない・50秒しかない部分で強化を貰っても、中央A対決では正直言って意味がないです。
(しかもそいつらに限って、デフォルトでキルダメ増加系が積めるっていうのがまた理不尽...。)
もう少し試合全体でアタッカー性能が上がった実感の沸くような修正が欲しかったかなぁ...と思いました。
…とまあ、半分くらい愚痴になりましたが、最後に今後の展望として、
今回の修正に伴って発表されたバトル調整班のコメントと他キャストの過去の修正履歴から、
運営サイドからのウィキッド・ドロシィというキャラの認識や方向性について考察・推測していこうかと思います。
~以下、公式HPより抜粋~
「中級者層以下での勝率は低くありませんが、上級者層での勝率が低いためアタッカーとしての能力不足であると判断いたしました。
そのため、敵キャストをキルするための能力を上げ、敵兵士を容易に足止めしレーンを停滞させる性能を下方いたしました。」
① 中級者層と上級者層との勝率の違いについて
中級者層で一定の勝率が出ているのは、
ウィキッドの基礎性能が初心者でも扱いやすいからですね。
実装当時から「劣化ジョーカー」と言われていましたが、同じSS主体のアタッカーとしての立ち回り易さを考えると
ウィキッドも初心者でも比較的始めやすい部類のアタッカーであることが推察できます。
また、ライオズ・アンティは「
効果時間切れが近いと警告音が鳴る」という仕様から、
バフ自体の管理がとても容易なのも、意外と初心者~中級者には嬉しい部分なのかなぁと個人的に予想しています。
さらに
ストレイト型の場合、
スケア・カード以外は
方向指定型スキルを一切積まないスキル構成となるので、
ジョーカーのような「敵の硬直に攻撃スキルを当てる」といった技術も必要ない為、より初心者向けな性能になると言えます。
金筆帯にありがちな「ファイターレーンにアタッカーが行かされる」ような場面でも、多少は粘れるのもあるのかも...?
逆に上級者層においては、単純な本体スペックの低さが勝率に響いていると考えていいと思います。
コメントにある「
キルするための能力を上げる」といった文言からも、ウィキッドが火力の面において難があることは
運営サイドでも一応は認識してくれているのかな...と推察できますね。
頑なにWSの効果時間を延ばしたり、2段あるSSの威力配分やSS基礎値を上げたがらない調整からの推測にはなりますが、
似たような立ち位置にあるジョーカーやアシェンプテル、ナイトメア・キッドと被らないようなデザインを目指し、
ウィキッド・ドロシィが各々の個性を超えないような落としどころを模索しているように私は思います。
特にビルドの自由度やWSの性能、キャストキル速度に関係する部分においては明確に他キャストに比べて劣っているので、
バトル調整班がこれらの問題点をどう修正して補うのかが今後の注目ポイントですね。
② レーンを停滞させる性能の下方について
文面だけで見れば
スケア・カードが強すぎるから下方したと読めますが、
個人的には以前に運営も問題視していた
アタッカー全般の端レーン適性に対するアプローチの一環かなと思います。
同じように端レーンで強いスキルを持つアタッカー(妲己・エルルカン)がVer.4.02-Dにて大幅に変更が加わった時の様に
ウィキッドも端レーンでの兵士処理や拠点際の攻防で有利が取りやすい性能だったので修正が入ったと考えられます。
ちなみに、その際は代わりに中央適正を上げるためのバランス調整が同時に行われました。
例)・ショット性能全般(SS射程・発生速度・硬直関係)
・スキルの対キャストダメージの増加
・キャストへの攻撃の当てやすさの向上(妲己のDS弾速やネコソギの回転速度、エルルのアプラウズSSの貫通化など)
ウィキッドとしても端適正を下げる以上、
何かしら中央適正を上げるような調整が入ると予想しますが、
現状の修正ではスケア・カードを失ったテコ入れとしては、今一つ物足りないといったところでしょうか。
個人的にはSSの基礎性能全般や各スキルの発生速度や当たり判定・硬直を見直してほしいところですね。
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以上で本記事のお話は終わりになります。
どちらかと言えば愚痴が多めの記事かな...と読み返してて思いましたが、
「思ったより地味な調整なんだね」くらいに思って頂けたのなら、頑張ったかいがあったのかなと。
今後のバランス調整を見ていく中で、参考にしていただければ幸いです。
運営さん、ウィキッドの上方修正お待ちしています!!!!
でもポンコツなウィキッドさんも、それはそれで可愛いのかも...。
それでは、またの機会にお会いしましょう~。
ばいばい!!