井の中の蛙大海を知らず。そして大海を知った蛙は井の中から出ること叶わず。
お財布うぉーみんぐを心がけ、相方との大まかなキャストピックの方針を会議、打ち合わせをして(とりあえず俺フック使うわで作戦会議終了)待ちに待った協奏が遂にやってきた。
見たこともない筆の色がずらりと並ぶ中で銅筆の自分の場違い感に萎縮していたのが懐かしい。
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm36295985?cp_webto=share_others_iosapp
緊張感が肌にひりつく中で圧倒的経験の差から押されまくる中でも一撃を入れられた時の「俺もやれるんだ」という高揚感、そして野良ではあまり見かけなかった激しい攻防を自分はずっと大事にしていくだろう。勝っても負けても「やってよかった」と思える無邪気な感情がそこにあったのは間違いない。
なにせ普段はランカーリプレイでしかお目にかかれないような超大物の神筆使いとマッチングするのだ。良くも悪くも震えが止まらないのが正直な感想だ。一戦一戦に心が躍る、高揚感。俺はこれがやりたかったんだと直感で理解する甘美、自分はこんなに戦いに飢えていたのかと錯覚することさえあった。
「上手い人と対面でやりあえる」
「しかも自分にもワンチャン入れられる」
自分はアクションゲーム、ひいては格ゲーをまるで知らない人間だが、この悦楽は格ゲーで強い人と当たった時に全力でやりあう楽しみといったものなのだろうか?
この時ようやく自分の中に「硬直」や「発生」といった概念が生まれたような気がした。読み合いの誕生である。
嗚呼、楽しい!協奏とはこんなにも楽しいものだったのか!今まで自分がやっていた全国対戦とは違うゲームをしているのではないのか?
極上の快楽をもたらした「ぶとうかい」で銅筆の心はいつまでも踊り続けた。
「おつかれー!はじめての協奏どうだった?」
「やー!すごいわこれ!
みんな強かった!けど楽しかった!今度やる時はもう少し俺も強くなりたいな!」
「次の協奏は今よりも強くありたい」「強くなりたい」
ジャッコは決意した。次なる協奏で自分の心が躍る舞台のために。
振り返りワンダー 協奏後編 終わり
マッチングしてくれた協奏の方々にも改めてこの場で感謝の言葉を書かせていただきます。マッチングありがとうございました!