リン「ねえねえ、ミクサさん?」
ミクサ「……なに?」
リン「おこぼれワンダーと言うのが自粛要請中に流行ってるさうですわね」
ミクサ「…それ、『おこもりワンダー』だよ」
リン「わたくしの場合、ミクサさんとテレチャットしてますけど、他の方々はどうされてるのかしら?」
ミクサ「…そうだね、モニターのカメラワーク切り替えで見てみよう。まずはフックさんだよ」
フック「グォーッ、グォーッ……」
リン「どうやらお酒を飲んで寝てるみたいですわね」
ミクサ「…フォロワーさんの休日みたい。」
リン「海賊船でも嵐の時はこんな感じかも知れませんわね。」
ミクサ「…次はピーターだよ」
リン「なにかナイトメアさんとやってますわね」
ピーター「(プルプル……)よっし、次はメアの番だぜ!」
メア「ふっ、絶望は、ここからは始まる!」
リン「爪楊枝をマシュマロに何本刺せるか、みたいな遊びをしてますわ?」
ミクサ「…男の子は、遊びを考える天才だから。
最後はサンドリオンだよ」
リン「黙々と何かを編んでますわね。」
サンドリオン「…………、よし、皆さんの分のマスクは縫い上がりました。
女性陣の方々はお手伝い、ありがとうございました。」
アシェ「ふん、悪くない…」
シュネ「みんなの心をひとつに、お姉様の為に頑張ります」
シグル「目標……キャスト分、制覇。次はソウルとマスターの分になります」
リン「まあ、お手製マスクを作ってる様ですわ」
ミクサ「…みんな、頑張ってるね、憧れちゃう。」
リン「明けない夜はありませんわ。もう少し、頑張りましょう」
ミクサ「すごく…、いいね…」
★★★★★★★★★★
ピーター「なあ、メア?」
ナイトメア「……ん、」
ピーター「ちまたじゃ、『厚着でどうするのモーリー?』ってゲームが流行ってるらしいぞ」
ナイトメア「『集まれ、どうぶつの森』な」
ピーター「そうそう、その、『蹴散らせどうぶつの森』じゃ、住人が動物なんだってよ」
ナイトメア「玉藻みたいなもんか」
ピーター「じゃあさ、俺たちキャストも動物になったらなんなのか、考えてみようぜ。」
ナイトメア「まあ俺は『オオカミ』だな」
ピーター「おっ? いきなりカッコいいの、いったな。じゃあ俺は『鷹』だな」
ナイトメア「サンドリオンとかは『ウサギ』っぽいけど、アシェはどうなるんだ」
ピーター「…なんか、『豹』みたいなイメージだな」
ナイトメア「温羅が『ゴリラ』だったら、多々羅は『ニホンザル』ってとこか…」
ピーター「吉備津とかはどうだ?」
ナイトメア「『ライオン』で闇が『ハイエナ』かな」
ピーター「ロビンとか、森の番人っぽいから『エゾシカ』みたいなのか?」
ナイトメア「フックは『セイウチ』だったら、デスフックはどうなると思う?」
ピーター「う~ん、『深海魚』じゃね?」
ナイトメア「ハハッ、おまえ、それ、もう動物でもねえじゃん。」
ガタッ
ピーター、ナイトメア「……あっ」
デスフック「キ,キサマラニ アノヨノ ケシキヲ ミセテヤロウ」
ピーター「やっべー、逃げろ!」
デスフック「ノガシハセンゾ ガキドモ」
★★★★★★★★★★
多々羅「前回に続き、自粛要請で家にいる人の為に、3分クッキングをYouTubeで流すぞ」
スカーレット「素晴らしい取り組みね」
多々羅「まずはこれ。
三ツ矢サイダーに同じ量の麦茶を混ぜれば、ノンアルコールビール風のソフトドリンクが作れるぞ!」
スカーレット「……まだ、2分30秒も尺があるわ」
多々羅「じ、じゃあ、サンドイッチで余ったパンの耳を油で揚げて砂糖をまぶすとオヤツにいいぞ!」
スカーレット「……あと1分」
多々羅「ふぇ、じ、じゃあ、ご飯に焼き肉のタレをかけると食べれるぞ」
スカーレット「…あと30秒」
多々羅「え、あ、と、とりあえず、玉ねぎをスライスするとサラダになるぞ。」
スカーレット「……2秒オーバーしたわ」
多々羅「……一人じゃ難しいな、誰か助っ人を頼もうかのう」
フック「それなら俺が出よう。サバイバルなら任せてくれ」
多々羅「よし、頼むぞ!」
次回
フック「………と言う訳で、シーフードカレーの完成だ!」
多々羅「おおっ、尺もバッチリだ! 次も頼むぞ!」
次々回
フック「………後は煮込めば、シーフードカレーの完成だ!」
多々羅「お、おう…」
次々々回
フック「………暫し待てば、シーフードカレーの完成だ!」
多々羅「…………」
スカーレット「もしかして海賊って、同じ料理しか食べないのかしら?」