吉備津彦には娘がいた
ミクサ、アリス、シャリスのかわいい3人娘だ
今日も朝早くからエプロンを身に着け、みんなの分のお弁当を用意している
美味しそうな匂いにつられて二人のアリスが顔を出す・・・どうやら今日もミクサはぐっすり眠っているようだ
小学校へ行く準備を済ませたアリス達を近くまで見送りを済ませると、隣に住んでいるリン(本人曰く未亡人らしい)がゴミ置き場でゴソゴソと何かをしている、ゴミ出しに手間取っているのだろうか。。。?
「あらあらあら吉備津さんいつもここでお会いしますわね?今日もいい一日になりそうですわ☆」
隣にリンが引っ越してきてから朝は必ずと言っていいほどここで軽い立ち話をしている。
「今日も朝からお会いできて嬉しいですわ☆この調子でお仕事もめらめら頑張っちゃいますわよ!」
キックスケーターに乗りリンは会社へと出勤していく、社会人とは思えない可愛らしい後姿を見送り吉備津は笑みを浮かべる。
(今日の生ごみは人参・ゴボウが入っていましたわね、となると料理は金平ごぼうかしら、、吉備津さんの好物を勉強して「一人暮らしだというのにたくさん作りすぎてしまいましたの、余らせるのも勿体ないですしご一緒に召し上がりませんか?」作戦を実行にうつす準備がはかどりますわ!)
などと考えていることをつゆ知らず吉備津彦はミクサを起こしに行き、幼稚園へと行く準備を済ませ保育士の深雪乃先生にミクサを預ける(なぜかその時両手で手を握られお任せくださいと熱視線を浴びる)
無事に3人の娘を送り、吉備津はそのまま自分の通っているワンダー学園へと向かうのであった
そんな娘たちや知人とのはちゃめちゃワンダーなラブコメディが今始まろうとしている
ママは吉備津彦
おわれ
続いて(懇願)