なるべくわかりやすいようにまとめたんですが、めちゃくそに長いので時間があるときに読んでください。
Ver5.00になって宿禰が登場し、ようやく四創聖全員が姿を表すことなりました。
そして、キャストのヴィラン化という新要素なども加わったことで、今まで謎に包まれていたワンダーランドの世界についても、少しずつ輪郭が見えてくるようになったかと思えます。
この機会に、今まで公開されてきた情報をまとめつつ、
ワンダーランドウォーズの世界観を考察していきたいなあといった感じです。
公式資料などを参照している部分もありますが、ここの記述はあくまで個人の考えです。
実際の設定と異なる可能性もありますのでご注意ください。(訳:鵜呑みしないでね⭐︎)
目次(多いんだが?)
◆ワンダーランドについて
・ワンダーランドって何
・ワンダーランドの「装置」とは
【コラム】図書館の最深部
◆四創聖、神筆使いについて
・四創聖って何
・神筆使いって何
・神筆って何
・創作者の存在
・四創聖の力 ペンの形
【コラム】四創聖は人間?
※↑今回はここまで
↓好評だったら書きます
◆キャストについて
・キャストのヴィラン化
・「闇」を記述されたキャスト
・並行ストーリー性キャストと平行ストーリー性キャスト
・キャストの創造
【コラム】錫の新兵の物語とは
◆闇の軍勢について
・闇の軍勢って何
・闇の軍勢と四創聖の関係
・闇は”創れる”
【コラム】黒幕は誰?
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◆ワンダーランドについて
・ワンダーランドって何
正式名称は 図書館「Wonderland」
神筆と言霊の力によって存在している、現実世界でも物語世界でもない異界の図書館。
そこには、かつての「闇の軍勢」との戦いの記録(戦記)が封じられており、神筆の力によって「闇との戦いを全て記録し異界に封印」することで、闇の力が再び現実世界に出てこられないようにしている。
「ワンダーランドウォーズ 文学少年と双剣のシンデレラ」より抜粋(公式小説本)
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ようは、異世界に存在する謎の図書館ですね。
キャストたちの物語を保管している場所でもあり、現実世界と物語世界を繋いでいる場所でもあります。
図書館「Wonderland」は、四創聖の名前が入った四つの区画に分けられているビジュアル*1になっています。
創聖によって作られし舞台*1、と語られていることもあり、彼らが図書館「Wonderland」の誕生に深く関わっていることは間違いありません。
*1 「Wonderland Wars 七つ色の冒険譚 新Ver.紹介ムービー」冒頭部分より
・ワンダーランドの「装置」とは
不可侵となっている図書館の奥には
「異なる言語間の円滑な意思疎通のために物語を繋ぐ」
「キャストが確固たる存在でいられるよう設定を守る」
「物語の闇から、現実の闇が湧き出ないか監視し裁く」
「テイルマスターが対処する前段階で闇を抑制し正す」
という役割を負った四つの”装置”があるという。
「源泉たる知識1 図書館Wonderland」より抜粋(ゲーム内Tips)
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装置と言うのは、図書館Wonderlandに組み込まれている「システム」と解釈してもらうと分かりやすいと思います。
新バージョンでようやくこの四つの”装置”がソウルとして揃いましたね。
「童話を繋ぐ者 リィド」
「童話を守る者 ライテ」
「童話を裁く者 エクサ」
「童話を正す者 レダク」
彼らが、Wonderlandの”装置”になります。
この四つのソウルが揃ってから気づいたのですが、ビジュアルに何か感じるものはないでしょうか。
ここからは私の推論ですが、
この四つの装置は四創聖によって創られたと考えられます
特に、エクサとレダクはわかりやすいですね、
モノクルが酷似しているエクサ、和風の姿をしたレダク、アラビア風の姿をしたライテ、胸元フリルが酷似しているリィド。
各装置のビジュアルは、どこか四創聖に似た部分を感じます。
さらに、四創聖の得意分野(=マスタースキル)と当てはめてみると、わかりやすくなります。
マメール:妨害(書き換え)=翻訳=繋ぐ者
シェハラザード:移動(バリア)=防衛=守る者
ヴィルヘルム:攻撃=裁定=裁く者
宿禰:回復=調和=正す者
不可侵となっている図書館の奥にある四つの”装置”…。
前述した図書館「Wonderland」の成り立ちも含め、四創聖が深く深く関わっていることは間違いありませんね。
【コラム】図書館の最深部
最奥に一冊の本が保存されているとの噂があるが、
実際にその本を見た者はおらず
また最奥に足を踏み入れたテイルマスターはいない。
「源泉たる知識1 図書館Wonderland」より抜粋(ゲーム内Tips)
「今のあなたでは、あの子をここから出すことはできないでしょう」
「知ることです。キャストたちのこと、世界のこと」
「そして深き理解は力となり、いつかはあの子を………」
「本当のお話 前日譚 Ver2.9」より抜粋(ワンダー白書2)
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図書館の奥にある装置、そしてその最奥にある一冊の本。
これらの存在は一体何を示しているのでしょうか。
私の想像の域での話ですので、可能性の一つであるとしてお読みください。
※ワンダー白書2をお持ちですとより一層お楽しみいただけます。
マメールがテイルマスター(仮)に語っていた「あの子」について、当初から私は随分と考えを巡らせていました。
バージョンを重ねるごとに情報が増えていき、ミスリード的な情報もあったため
なかなか答えが見つからなかったのですが、Ver5.00によって一つの答えが浮かび上がってきました。
読んだ当初は、「あの子」=「リィド」と解釈していました。
しかし、リィドがワンダーランドの装置である以上、図書館の奥から外へ出すことに意味はないと考えられます。
ジュぜが登場した際、ここで語られていた「あの子」=「ジュゼ」と考えました。
しかし、ジュゼの封印が解かれたのはなんらかの不具合・偶然であり、意図的なものではなかったように感じたため、これも違うなと考えました。
では、「あの子」とは誰のことだろう?
そんなことを考えていると、ゲーム内Tipsにて情報が公開されました。
「図書館の最奥に一冊の本が保存されている」
おそらくマメールは、このことを「あの子」と言っていたのではないのか、と。
そうすると、本を「あの子」と表現するのであれば、最奥に保存されているのは、何かのキャスト(=物語)である可能性が高まります。
そして、Ver5.00で宿禰によって始まった、ヴィラン化したキャストから闇を払う修行。
これらの情報から至った私の推測は
図書館の最奥には、闇に囚われた物語が存在している。
それはあまりの強力さに、四創聖でも扱うことができない。
ワンダーランドって何?の項目で掲載した通り
図書館には、「闇の軍勢」との戦いの記録(戦記)が封じられています。
その最たる記録こそが、最奥に保存(=封印)されているのではないでしょうか。
少ない情報を組み上げて作ったパズルですので、実際にこれが真実であるかどうかはわかりません。
ですが、可能性の一つとして考えるのは、面白いかもしれません。
********************
◆四創聖、神筆使いについて
・四創聖って何
「神筆という概念を作り出した」「過去の大戦を終戦に導いた」
「記憶に強く残っているあれこれ」より抜粋(ワンダー白書3)
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四創聖に関しては明確な資料が少なく、上記二点のみしか情報がありません。
ぶっちゃけわかんないです(お手上げ)
闇の軍勢との戦いはいつから始まっているのか、彼らは「何代目」の四創聖なのか。
ヴィルヘルムは伝承によれば19世紀生まれなのに、宿禰はどう見ても平安時代のソレじゃん。
など、現実世界で存在していた年代が異なっているため、四創聖は「何代にもわたって継がれてきた」のかな?と思える反面
図書館Wonderlandの構造や装置を考えると、彼らが初代っぽくない?と思えるし
あ~~~~設定資料集とかで明かしてくれないかなあ~~~~~~~~(チラッチラッ
・神筆使いって何
神筆で「闇と戦う戦士(CAST)」と「その人物を含む物語世界」をブックに丸ごと創造し、キャストが闇と戦う理由や、対抗する力を定義、物語のように記述することで現実世界に呼び出す(実現する)ことができる力を持った者。
過去に神筆使いたちは、現実世界に様々なキャストを召喚し、闇の軍勢と戦った。
その戦いの記録(戦記)や物語世界での物語が口伝などによって姿を変えたのが童話やお伽話である。過去に闇の軍勢と戦った神筆使いたちは全て現実世界の人間であり、また、新たな神筆使いの候補者たちも現実世界の人間である。
「ワンダーランドウォーズ 文学少年と双剣のシンデレラ」より抜粋(公式小説本)
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ちょっとわかりにくいのでざっくり書くと
物語の創造ができて、キャストを現実世界に召喚できれば神筆使い!ってことでしょうね。
しかし、様々な神筆使いによってキャストたちは生み出されているので、過去にはもっと神筆使いがいたはずなのです。
(一つだけわかっているのは、ジュゼの創造主である「カルロ」*2は、ジュゼに殺害されて亡くなっています。)
それなのに、現在は四創聖しか残っていません。何故でしょうか?
この辺りの話はコラムにて後述します。
*2「彼と彼女に託したもの」より(ワンダー白書3)
・神筆って何
ここについては、私の推測による補足をさせてもらうと
神筆は「在る」ものではなく「成る」ものといったほうが正しいかと思います。
最終的にペンが神筆に進化するって考え方で、自分の持ってるペンが神筆になる頃には、物語の創造やキャストの実現化ができるようになってるというわけです。
つまり、神筆までペンを進化させた者のことを神筆使いと呼ぶのではないでしょうか。
前述した「神筆という概念を作り出した」という部分を思い出して欲しいのですが、四創聖は「概念」を作っただけであり、神筆自体を作ってはいないのです。
進化するペンの進化系を名付けただけなんですよね。多分。
・四創聖の力 ペンの形
四創聖の力というか、それぞれの力量について語ろうと思います。
みなさん、ペンランクの上がる順番を思い出して欲しいんですが
ストーン→アイアン→ブロンズ→シルバー→ゴールド→ルビー→ダイヤモンド→ラピスラズリ→アレキサンドライト→不明
という順番になっています。
そしてここで、
◆四創聖、神筆使いについてに貼っていた画像をご覧下さい。
…後ろにあるペンの形、何処かで見たことありませんか?
マメール:ダイヤモンド
ヴィルヘルム:ラピスラズリ
シェハラザード:アレキサンドライト
とペンの形が酷似しています。
四創聖の持つペンが神筆と同義だと仮定すると…?
なんと、ダイヤ以上のランクの人はもう神筆使いなんですね。おめでとう!(?)
ペンの進化順でいくと、四創聖での力量順は
マメール<ヴィルヘルム<シェハラザード<宿禰 ということになります。
そのため、一部で言われている「アレキサンドライトのその先」は、おそらく宿禰のペンと似た形になるはずなのです。(名前はわからないけど)
Ver4にてEX20がまだ解放されていなかった理由も、宿禰がまだ隠れていたからかもしれませんね。
自分のこの考察が正しいか証明するためにも、EX20待ってます!!
・創作者(アーティスト)の存在
アナスンについて少し語ります。
「創作者(アーティスト)」という概念についてはぶっちゃけわからんですが、ここも私なりの解釈を書き連ねます。
アナスンと四創聖の関係性を会話から推測する限り、アナスンも過去の大戦を経験してきた者と考えておかしくないでしょう。
「キャストを創造し、現実世界に実現させる」のが神筆使いです。
ですが、四創聖に匹敵する力を持ちながらも、彼は創聖とは少し違う「創作者」という道を選びました。
それは何故なのか?
少し、Ver4時代の筐体オープニングを思い出して欲しいんですが
Ver4時代の筐体オープニングでは、様々な物語のモチーフが登場した後に、アナスンがちょっと出てきて「WonderlandWars」とタイトル画面が出てきたかと思います。
詳しく話すとややこしいのでまとめますが、タイトルムービーに出てきた作品は全て実在した人物「ハンス・クリスチャン・アンデルセン(アナスン)」によって創られた物語です。
この映像から解釈するに、アナスンは様々な物語を創造してきたのでしょう。
冒険譚での鈴の新兵の「創作」でも感じられる通り、彼は「キャストの創造」に関しては興味意欲が湧くようです。
では、神筆使いになるもう一つの条件は?
アナスンは、キャストの実現化が出来なかったのではないかと考えられます。
もしくはキャストの実現化に興味が湧かなかったのかもしれません。
「キャストの創造」に集中するために、彼は「創作者」となったのだと、私は思います。
【コラム】四創聖は人間?
四創聖と神筆使いについてはちょろっと書きましたが、ここからは過去の大戦も含め私の空想98%でお送りします。
まず、過去の大戦で多くの神筆使いがいたと推測されますが、現在残っているのは四創聖(+アナスン)しかいません。
他の神筆使いたちは一体どうしたのでしょう?
闇の軍勢との戦いで命を落とした者ももちろんいるでしょう。
WonderlandWarsですからね。戦争ですよ戦争。
しかし、生き残ったのが彼ら五人だけとは個人的に考えにくいなあと思っています。
神筆使いはもともと現実世界に生きていたわけですから、生き残った者のほとんどはそのまま現実世界に帰ったのではないでしょうか。
逆に、四創聖と名乗っている彼らのような、一部の神筆使いが異界に残ったと考えると結構自然です。
しかし、普通に考えれば四創聖は人間ですから、寿命があるはずです。
さらに言うと、公式小説の設定を前提に考えると
Wonderlandで過ごした時間は現実世界ではわずか数秒の出来事に圧縮されているので、異界の中の方が圧倒的に時間の流れが早いはずなのです。
それなのに彼らは現代でもWonderlandで生き続けています。(特に宿禰)
それは何故なのか?
私の推論では、彼らはすでに
「人間であることを辞めている」と考えています。
Wonderlandは言霊と神筆の力で存在している世界なので、四創聖は自身の体を言霊に変えて異界に溶け込んでいると考えると自然です。
彼らはもう、Wonderlandという大きな物語の登場人物(キャスト)となっているのです。
だから、彼らは異界で存在し続けられる。
しかし、その代償として、彼らはもう現実世界には戻れない。
現実世界でキャストを使役できない。
だから、次なる大戦に備えて、新たな神筆使いを求めている。
こう考えると、神筆使い候補者の育成理由などが、個人的にすごく納得がいきます。
あくまでこれは推論であり、可能性の一つですからね。
こんな考えも面白いんじゃないでしょうか。
********************
ここまでで6000文字(レポート用紙5枚分)を超えてしまっているため、続きは需要があれば書こうと思います。
空想ワンダーランド読み物として楽しめたなら何よりです。
読んでくださりありがとうございました。
《参考文献》
ワンダーランドウォーズ 文学少年と双剣のシンデレラ
ワンダー白書2
ワンダー白書3
Wonderland Wars Library Records
Wonderland Wars Library Records -Brave-
Wonderland Wars -醒し創聖の闘歌劇- 紹介ムービー
Wonderland Wars 七つ色の冒険譚 新Ver.紹介ムービー
Wonderland Wars -禍ツ大和ノ宿曜典- 新Ver.紹介ムービー
公式HP Ver3情報
https://wonder.sega.jp/info/ver30/
公式HP Ver4情報
https://wonder.sega.jp/info/ver40/
2019.12.15 クレセリア
もう一度…最強の軍事要塞ワンダーランドの優秀さを、
全宇宙に知らしめてやろうではありませんか。
あなたの手で、
最凶のネタバレ記事を築きあげるのです!!
伝説の超☆続編を執筆できるのは、
クレセリア氏、あなたしかいません!
(訳:草爺猫はよ下方して)
大変読み応えがありました。ありがとうございました。
コラムの四創聖についての考察ですが、ストーリーTips「源泉たる知識 3 創聖」に、“自己をも物語の一部としてソウル化し、今なお姿形を保っている者も幾人か存在する。”とあります。
ソウル(魂)=言霊?として、物語の登場人物となっている、というのは正しそうに思います。
ちょっと本筋と外れるのですが、
アナスンを“彼”と称していますが、公式で男性という設定がどこかにあるのでしょうか?(白書等を持っていないので、そこに記載がありましたらごめんなさい)
性別が分からないから取り敢えずそう呼んでいるとかでしたら、特に異議はありません。
女性のイメージだったので、少し、ん?ってなりました
読ませていただきました。中々面白い内容でした。
マメさんが言う《あの子》についての考察なんですが…。
おそらく、ジュゼアナザーでは gonnaないかと思います。
あくまで予測であり、考察であり、私の考えではありますが、ジュゼが創造主を殺してヴィランになったのに対し、ジュゼアナザーは何らかが原因で物語とキャスト自体に『闇』が取り付いてクレセリア様が言う通りに囚われてしまい、もはや四創聖やwonderlandの『装置』でも払う事ができない程まで発展してしまったのではないか?
そう考えております。
もちろん、完全新キャストの可能性も否めませんが……。
>ルイマルさん
ありがとうございます!気が向いたら続きを書いてみようと思います
>なぎさん
「源泉たる知識 3 創聖」を参照すると確かにそうですね…!頭からすっぽ抜けておりました。
アナスンの性別は不明のため、暫定で「彼」と言ってるだけです!表現ムズカシイ
>♂♀さん
確かにその解釈は面白いですね!
現段階では判断材料少なすぎてぶっちゃけわかんないので
ゲームでジュゼアナザーが出てくることを待つだけですね…!
返信ありがとうございます。変なところつついてごめんなさい!
バージョンアップ後の初回ログインで宿禰との会話?がありますが、バトルオペラの説明の中で、「シェハラザードと協力して闇を降ろす」と言っています。
筆の形の他にも、この2人が特に強い力を持つというのが表れている気がします。
こういう考察をするのは好きなのですが、手持ちの資料が少なくて…、続き待っています!